2017/1/4 1MDH=11.5円
「フェズ・安宿」と検索すると、評価の良し悪し含め
「ホテルアガディール」ばかりヒットしてきます。
大きな街なんだから安宿は他にもあるだろうに。
何故?って思っていた謎が解けました。
ロアジスの影響と、オーナーの人の良さだ。
メルズーガのホテル・ロアジスから、フェズ行きが決まると
「ホテルはアガディールがいいぞ。」とすすめられるのです。
加えて「アガディールのオーナーは知り合いだから、早朝着く事も言っておけば大丈夫だぜ。」
これは有り難い!!
メルズーガ→メクネス経由→フェズ行きの直通バスは夜行1本のみ。
19時発→朝4時半着。
1本しか出てないのに、この時間設定って。
スープラトゥールは、民営よりは数段マシというだけで
決して快適という乗り物でもありません。
民営バスが嫌な訳いろいろ→
それでも直行バスはこれしかないので、外国人は時間に不満があっても
料金が高くても乗ります。(190DH+荷物5DH)
だから当然満席で超窮屈。
席の幅も超狭く、前の人がシート倒したら身動きがとれません。
出発して5時間半後、真夜中の休憩は無駄にダラダラ30分と長いし。
何で皆こんな真夜中にケバブサンドとか食らってんだよ?!
トイレ休憩は3時間毎に15分としていただきたい。
まぁ、こんなストレスを感じながらの夜行バスなので
到着後すぐ横になりたいわけですよ。
鉄道フェズ駅前の路上に降ろされた後は、ぼっタクシーに乗るしかありません。
通常は10DH弱のところ、70DHから吹っかけてくるおっさんもいました。
ホテル前に到着し、ぴんぽーーん!!ノックノック!!すると
即オーナーさんが鍵を開けてくれました。
SATCのハリーにそっくり。
とりあえず1泊予定でチェックイン。
少し寝てから、若干の体調不良を感じながらも街へ出ました。
マラケシュよりも、しつこく声を掛けられないので
ゆっくり調子に乗って歩いていました。
革製品を扱う店が増えてきたらタンネリ近く。
よく写真で紹介されている場所ではない様でしたが、
臭いがキツイしこれで目的達成としよう。
やば。。。頭痛くなってきた。
その日の夜。
あぁぁ、やっぱり熱が出ました。
おそらく38度くらい。
頭と節々が痛んで動けません。
砂漠で直射日光を浴び、狭い夜行バスに乗り寝不足
久々の大都会のノイズ・排ガス等にやられた様です。
次の日、起きても全く回復しておらず
今日の予定であるシャウエン行きはキャンセルです。
CTMのチケットを買っていたので、日にち変更をしなければいけません。
捨てても良かったのですが、フェズ→シャウエン間は満席になりやすい為
次の日のチケットを今日中に入手しておきたかったのです。
民営バスという選択肢もありますが、それだけは嫌なので。
ちなみにこの区間のCTM、往復共に満席でした。
メディナにある総合バスターミナル内にあるCTM窓口では
発券はしていても変更処理は受付けてくれません。
「ここでは変更できないからアトラスへ行け!」とあしらわれたのです。
昨日買ったんだよ!ここで。
はぁーもー、モロッコルール。
アトラスとは、新市街にあるCTM専用バスターミナルの名前です。
出発時間を過ぎてしまうと、チケット自体が無効になるので注意。
変更手数料5DHもキッチリ取られて、日にち変更を終えました。
ホテルに帰ってからは一日中寝ていました。
時々ハリーが「何か欲しいものあるかい?」と聞きにきてくれ
お言葉に甘えて、バナナやヨーグルト、お茶菓子なんかもらってました。
ハリーの奥さんは、シャーロット程の愛想はありません。
宿業はハリーに任せてるっていう感じです。
ハリーが言うと、お茶やハリラの用意はしてくれます。
「まだむ、めるしー。」と言うと、一瞬だけ子供を叱る声を止め
笑顔を向けてくれる、そんな人です。
安宿は他にもたくさんありますが、アガディールは好印象でした。
早朝チェックインにも対応してくれ、色んな気遣いが嬉しかったです。
そのお陰で、寝込んだのは一日だけで済みました。
ありがとうハリー夫妻。
※シングル一泊60DH 最近値上げした模様
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
