2017/1/3 1DH=11.5円
砂漠とは過酷な場所です。
日差しは直射日光と照り返しのW攻撃。
猛スピードで肌が衰える事間違い無しの恐ろしい環境です。
砂に足を取られ全く前へ進まず、砂が靴の中に入り
砂に触れた部分に謎のブツブツが出来ました。
マイナスな要素が先に浮かぶという事は・・・
砂漠であまりテンションが上がりませんでした。
ペルーやブラジルで見てしまったからかもしれません。
日韓に人気が高い「ホテル ロアジス」はメルズーガ手前の村
ハッシラビートに位置しています。
バスの時間に合わせて迎えに来てくれるのと、
砂漠の入り口まで徒歩10分という好立地。
朝夕二食付きで150DH、バス付の個室に惹かれ予約しました。
facebookでメッセージを送る→Auberge L’oasis
マラケシュ方面からのスープラトゥールがティネリールを通過するのが16:00。
私の乗った日は1時間遅れ、ハッシラビート着は21:30でした。
当然、着いた時には真っ暗。
朝早く出て、民営バスを乗り継げば夕方には着けますが
乗継の手間・値段交渉のストレス・臭いバスへの不安を考えると
スープラトゥールかCTMが通っていれば、そちらを選んでしまいます。
ホテルまでの道のりはガタガタの砂道で、コロコロなんて転がらないので
本当に送迎があって助かりました。
砂漠と言えば、ラクダちゃんに乗るツアーがメインです。
写真で見るだけなら素敵なラクダライドも
太ももが半端なく痛い話ばかり聞くし
極寒の砂漠でテント泊なんて考えただけでも凍えそう。
まぁいっか。
お見送りだけで。
そもそも私、動物に乗りたいと思った事がありません。
ゾウとか馬とか、観光地で皆さんよく乗ってますけれど。
皆さん、行ってらっしゃーい。
さて、ここまで来てツアーに行かない人間がする事といえば
砂漠を歩く事くらいでしょうか。
とりあえず砂漠の方へ行ってみましょう。
入口辺りはどこも足跡と車の跡がいっぱいです。
あの大砂丘の向こう側には、また違った景色が広がっているのかも。
でも頑張れませんでした。
だって暑いし、歩いても歩いても全然進まないんだもん。
サハラ砂漠の入り口まで来れば、もれなくこんな↓↓感じの
一面砂砂砂!!!という景色が見られると思ってたのですが。
勿論、跡が付いていない砂丘ね。
すぐそこに村あるし、あっちの方には木やショベルカーが見えてるしさ。
二日目も角度を変えて歩いてみたのですが
有限感が否めない景色に、どーもテンションが上がりませんでした。
夕日鑑賞も徒歩圏内で堪能しようと試みました。
一日目はとりあえず頑張って、砂丘中腹まで行ってみましたが
砂漠ではない方に太陽が沈むので、砂漠から眺めても砂漠感が出ません。
砂漠に行っても意味が無いと悟り、二日目はホテルから眺める事に。
おお、なんだかいい感じじゃないか。
なーんだ、頑張る必要なんてなかったわ。
ホテルのテラスから眺める、夕日に照らされた砂丘の方が美しいじゃん。
日が暮れた後、神秘的に空の色が変わっていきます。
ほんと、頑張らなくてもテラスからの眺めが一番でした。
楽したい旅人は、砂漠入り口にあるホテルに泊まるのが良いかと。
過酷な砂漠に出る事なく、眺めだけ楽しむのも有りかと思います。
絶景不感症。
長期旅行者が陥る、絶景に対する感動が薄れる症状。
全然何も感じないわけではないので、準不感症だと自己判断しています。
治療法は、一時帰国かなぁ。
モロッコの次は帰国へ向けて、ロンドン経由でバンコクへ飛びます。
帰国せずとも環境がガラリと変われば・・・治るかも。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
