カンボジアといえばアンコールワット。
世界観とレリーフが素晴らしいので人気があるのは納得です。私も大好きです。
しかしカンボジアの魅力はそれだけではありません。
大きな遺跡、観光客だらけの雰囲気に疲れたら、少し田舎まで足を伸ばしてみるのもおススメです。
何度目かのカンボジア訪問時、観光客を避けるように訪れたコンポンチャムで
大変面白いお寺を発見しました。
ガイドブックにも載っている観光地「プノン・ノコール」に行った帰り
怪しいトタン屋根の建物が目に入り、足を止めました。珍の香りがプンプンします。
中に入ると、素敵なコンクリ像の数々が!
一番のお気に入りは、コブラを乗りこなす青年。赤いスカーフが揺れています。
偶然見つけてしまったお好みのコンクリ像達を前に、思わず顔がニヤけます。
「あった!!カンボジアにもあるんだ!珍コンクリ文化が!」
そう確信した私は、他にもこういった場所があると信じ聞き込みを開始したのでした。
ファニー テンプル
ユニーク ブッダ
ビッグ ステチュー
を連呼しながら、タイなどの珍寺風景を見せて
「こういう所に行きたい」とバイタクの運転手に聞きまくります。
「ビッグ パイナップルはどーだ?」と一人の兄ちゃん。
「大きな果物がいっぱいあるぞ」との事。
「町から遠いから面倒臭いよぉ」と言う彼を信じ、破格の15米ドルで雇う事にしました。
「プノン ハンチェイまでお願いします!」
行き方:コンポンチャムからバイタクで1時間半くらい。
残念ながらグーグル地図でピンポイントヒットしません。相当マイナーな場所の様です。
コンポンチャムからメコン川を北へ向かったのは間違いないので、
Han Cheyという地名は合っています。
「プノン ハンチェイ」と言って以下の写真を見せれば辿り着けるでしょう。
遺跡とコンクリ像がミックスされた面白いお寺です。
お寺からはメコン川が望めて、大変気持ちが良いです。
竜だけでなく昆虫とカニもいました。あと巨大ダニも創造中でした。
全くかわいくありません、若干怖いです。この発想はどこから来るのでしょうか。
バイタクの兄ちゃんが言っていたビッグパイナップルですね。
個人的に「フルーツ寺」と呼んでいるこのお寺。果物が散りばめられているのです。
左のは焼きバナナですね。
祠の周りにもかわいく果物が置かれています。
窓の上の飾りもこんなにキュート!!
この辺りは、チマキやニンニクといった食材ゾーンの様です。
ご覧のとおり、人っ子一人いない静かなお寺でした。
観光客がいない=野犬が狂暴
見慣れない外人に縄張りを荒らされたとなると、犬が吠えだし仲間を呼びます。
一定距離を保ちながら吠えられ続け、ビビりながらの訪問となりましたが
目がキラキラした住職とお茶をしたり、旅の安全を祈願していただいたり
貸切状態で過ごすことができました。
思わぬ偶然で見つけたフルーツ寺に終始満足、ニヤニヤした思い出でした。
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