2016/12/19_2017/1/1
トドラ渓谷の日本人宿アーモンドは、評判通りの素敵な宿でした。
オーナー夫妻の心配りが温かく、二人とも料理上手。
モロッコ料理はボリュームたっぷり、和食は品数豊富で
気付いたら2週間経っていました。
モロッコは日本人観光客が多く、マラケシュの宿でも何人か会いました。
その内4人から「絶対にトドラ渓谷のアーモンドは行った方がいい!!」と
強く強く進められたのがキッカケです。
まずメールを送って空室確認をしたところ
メール対応が大変丁寧で、行く前から印象が良く楽しみでした。
事前に連絡を入れると、バスの時間に合わせて
ティネリールの街まで迎えに来てくれます。
街から宿へはバスで約20分。
向かう途中のオアシスとカスバのコラボが素敵です。
景色も然ることながら、居心地の良さはやっぱり
みちよさんとアハメッドさんの気遣いと人柄によるものが大きいです。
みちよさんのお話も興味深く面白くて大好き。
イスラムの宗教観、考え方、都会と田舎の違い、教育
食べ物、モロッコが変化していく様子など話題が豊富で
旅行情報だけでなく色々と教えてくれます。
カフェの1階は男性用、2階は女性用となっている場合
2階を使っているのは大抵娼婦のみなさんらしい。
未婚で身籠り男に逃げられた女性は、もうココしか無いそう。
へー、そりゃあカフェに女性がいないハズだわ。
店先に吊るしてある牛や鳥の頭。
この肉は「ブタではありません。」というアピールなんだって。
へー、ただの悪趣味だと思ってました。
トドラ渓谷を散歩しているとよく見かける放牧風景。
断崖絶壁でも遊牧民や山羊はすいすい上って行きます。
彼らは銀行口座を持っていない場合が多く、家畜が全財産。
お金が必要な都度、スークで羊や山羊を売って現金を得ています。
それにしてもこの数・・・
崖に上っているのも合わせたら軽く200頭超え。
羊は1頭1000~8000DH位するので、かなりの財産を持っている計算になります。
子羊でも600~800DHで売れ、毛並みや元気度によって値段が変動します。
ちなみに山羊はもう少しだけ安めだそう。
親子のセット販売が主流で、子供が産める年齢になったら親子で交配。
又は新しい山羊を買ってきて交配させ、数を増やしていきます。
かわいいロバは、重い荷物を運ぶ時に重宝します。
たまに観光客を乗せているのも見かけます。
へー、かわいいのに力持ちなんだね。
お店や美味しいもの情報も豊富。
パンやケーキはフランス人シェフの店に限ります。
ムースやクロワッサンが低価格で激ウマです。
オススメの店は間違いがありません。
キッシュも本格的。
他にもアボガドジュース、ヨーグルト、アラビア語の書かれたラーメン等
商店やローカル店でも美味しいものが盛りだくさん。
ヨーグルトは2~3DHでスイーツと呼んでも良い程の高レベル。
クリームチーズも1ピース1DHとは思えません。
美味しいと教えてもらわなければ食べる機会は無かったと思います。
夕食はほぼ毎日和食を注文していました。
前菜だけでお腹がいっぱいになる程、小鉢を出してくれます。
手間のかかる煮物・揚げ物、時間のかかるカレー、ボリュームたっぷりの丼もの等々。
味噌汁、デザート、食後のお茶まで出してくれ
毎日満腹で幸せでした。
照明が暗くデジカメでは美味しそうに撮れない為、写真はありません。
たまにモロッコ料理も出してくれたりします。
これがまた美味しくて、もう外食はできません。
ベルベルオムレツもふわっふわ。
2週間何をやっていたのでしょうか。
食べてばかりいたのは間違いありません。
他には…ハマム行ったり、カフェでお茶したり、散歩したり。
オアシスの中を歩いてカスバを目指したり。
出会う人と挨拶を交わしながらの散歩が楽しかったな。
星空もキレイで言うことなし。
「絶対に行った方がいい!!」と私も同じ様に勧めますね。
加えて「知らない内に2週間経ってた。」と。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
