2016/5/12
リマにある日秘文化会館へ行ってきました。
建物2階にある「日本人ペルー移住史料館」では
日本人移住者の歩みと、その子孫が関わった史実がパネルを使って紹介されています。
大変充実していて見ごたえがありました。
1868年 明治維新を機に、海外移住計画が始まりました。
日本は近代化による社会変化に見舞われ、農業や経済構造が変化していき
農村部を中心に余剰労働力が生まれてきました。
人口増加も手伝い、国外への出稼ぎ労働者・移住者が増えていったのです。
ペルーには1899年、佐倉丸に乗った日本人移住者が第一陣が到着。
サトウキビ畑の仕事に従事し、新しい生活と歴史を歩み始めます。
次第に小作人から都市部に進出し、小売業や製造業を営む人が増えてきました。
スペイン語と日本語で、解説されているのが嬉しいです。
移住者の持ち物や、写真、パスポート等が展示されていますが
内部は撮影禁止なのでパンフレットの写真を。
小さな旅行バッグに、ぞうりと扇子、そろばん・・・
この時代に、海外に出ること、ましてや住むことなんて
ものすごく勇気の要る決断だったと思います。
情報も無いし、本当に右も左も分からない訳でしょ。
期待に胸を膨らませていた人も、貧困から逃げる様に渡って来た人も
皆でゼロから社会を築き、稲作を伝え、教育制度も整えていったのです。
いただいたカードの裏には10の単語が書かれていました。
尊敬・調和・責任・感謝・根気
質素・誠実・信頼・連帯・忠実
これぞ日本の強さだなって思いました。
この単語選んだ人、誰なんだろう?日系ペルー人かしら。
邦人の方が日本人らしいのかもしれないな。
今の日本では、平等とか平和とか絆とか
抽象的な目標・漠然とした夢みたいな言葉が連発されていますが
根底にある精神って何??って考えたとき
正にコレだなって思うのです。
ほんとベタだけど、海外にいる時に方が日本の素晴らしさに目が行きます。
サービス業も、物造りも日本人の精神があるからこその賜物。
多くの世界ブランドを生み、人気ゲームにアニメあり。
こんなアマゾンのジャングルで使われてるエンジンも、スズキかヤマハだもの。
安っぽい言葉になってしまいますが、日本人って凄いと思うわ。
先人の皆さんの勇気、精神を心から尊敬します。
今後何度も「どこから来たの?」「日本です」のやりとりをするでしょう。
その度に、この心を再確認しようと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

昔の日本人は凄いね!!
しかも漢字を見て意味を考えるとこれまた凄い!!
最近は常識があるけど心はお騒がせ中国人と大差ないと思う(^^;
道場行くと厳しくて縛られて辛いんだけど、60年前に行った人はそれが普通やったから何ともなかったと言うんよ
堕落しております(^^;(^^;(^^;
あいこちゃん
確かに便利・快適になりすぎて、我慢ができなくなってしまったんだろうね。
根本を忘れないでいたいものです。
地球の裏側で、日系という地位を確立した彼らを尊敬します。
それに比べて・・・恥ずかしく思えてくるよ(/_;)