2018/7/14
サラエボからモスタルへやって来ました。
小さな街ですが「古い橋」が有名な観光スポットで
たくさんの人たちで賑わっていました。
ここも内戦時に壊滅的な被害を受けたので
全てが新しく整った観光地、そんな印象でした。
モスタルでの宿はアパートの一室です。
ホストのマダムが色々出してくれるし
部屋からの眺めもこんなに良いので
わざわざクソ暑い中人混みへ出かけるのもなぁ。
と、こもりがちでした。
顔を見れば何か出してくれるんですよね。
庭で採れたトマト、手作りジャム、ローズティー、煮物など。
まぁカットのセンスは微妙・・・乱切り?
きゅうりもピーマンもこれでもかというほど粉々であります。
いや何でもありません。
お金持ちのお家の様で、モスタルの他にブラカイにも家があり
ドライブがてら連れて行ってもらいました。
こっちの畑で色々作ってるのね。
マダムとは翻訳アプリでの会話なので、イマイチ意志の疎通が難しく
お家に招待するだけかと思って来てみたら
散歩がてら景勝地へも連れて行ってくれました。
川沿いを歩き、15世紀に建てられたムスリムの家兼博物館へ向かいます。
これいいな、スイカを川の水で冷やすの。
あー、ここの入場料と車代で5€って言ってたんだ。
私がずっと部屋にいるから連れ出してくれたのかもしれません。
ここまで来ると観光客も減少し
川沿いの空気は冷たくて気持ちが良かったです。
旦那さんを92年に亡くしたそう。
戦争で亡くなった人たちの名前が刻まれている石碑も見せてくれました。
「主人の名前はね、これよ。」
モスタルの街も戦争で壊滅的な被害を受け
学校、病院、民家は爆撃され、街の象徴である橋も爆破されました。
「セルビアはひどい奴等だよ。ブンブンブーーンって・・・」
被害を受けた建物の写真を見せてくれるマダム。
ボスニアは完全に被害者で、セルビアはめちゃくちゃやる。
博物館の展示方法や映像からも、そういう意図が感じられました。
目隠しと手を縛られたうえで射殺された死体を掘り起こして
写真を撮って展示。
なんて卑劣な殺し方をするのでしょう!
一方、国連は神!
市民が国連の装甲車に隠れて、スナイパー通りを横断する映像は印象的でした。
クロアチア軍も助けてくれてありがとう!
全てはこの流れです。
うーん、一方的な展示方法では憎悪が増すばかりです。
勢力図だけ見れば、寄ってたかってセルビアいじめてる印象だけど。
博物館には小学生くらいの子供も親とけっこう来ていました。
エぐ目の映像(脳みそ半分潰れてるとか、血を流している人を数人で運ぶとか)が流れている時
母「あんた大丈夫?見ない方がいいんじゃないの?」
子供「大丈夫だよ」
というやり取りが見られる位、ほんと流血映像が多めです。
子供の脳にはセルビア=悪とインプットされたことでしょう。
旧市街を一歩出れば廃墟となった建物が残っています。
あえて残しているであろうビル、通称スナイパータワー。
側面の落書き・・・どうやって描いたんだろう。
ホストの話を聞いたり、博物館や廃墟を見て
ここでも戦争の爪痕を強く感じました。
さすが欧州の、いや世界の火薬庫バルカン半島。
闇は深い。
部外者としては「大変でしたね」としか言えませんね。
「あなたとは話がしやすいよ」と涙ぐむマダム。
色々話してくれてありがとう。
モスタルにはキレイな川が流れ
旧市街は観光客で溢れ返っています。
中心部だけで終わらず、田舎の方へ遊びに行ったり
戦争体験の話も聞け、何だか濃い滞在になりました。
そして欧州のサマーバケーション力を感じました。
欧州人が好きそうな湖畔や海辺の観光地は
駆け足もしくは避けて行こうと思うのでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

久しぶりー\(^o^)/
モスタル???
いい宿主さんに出会えて良かったねー!
これぞ放浪の醍醐味って感じ( ^ω^ )
エグいのってなぜか子供のが平気なんだよね
願わくは子供たちがテロリストとか変な方向に向かいませんように!
久しぶりー(*^^*)
ほんと宿運って大切だと思うわ。
ホストもそうだけど、その時泊まってる人に大きく左右されるよね。
ワルシャワで、私達の女子ドミ以外の部屋が全部修学旅行生で死んだことがある。
廊下走るわ、バスルーム汚いわ、うるさすぎ!!
修学旅行生を受け入れる時は、一般客は受け入れるなよ…”(-“”-)”
修学旅行も洗脳の一環ですからね・・・教育について色々思う事あるなぁ。