2016/9/2
バーニョスの街にはアクティビティを扱う旅行会社がたくさんあります。
全くアクティブではない私でも、こうも数が多いと気になります。
サイクリングなら自分のペースで行けそうだし、
今日は天気が良さそうなのでちょっと遠出してみる事にしました。
甘かったですね。
体中が痛い・・・特に太ももとお尻がヤバい。
これは普段からマウンテンバイクに乗っている人には起こらない現象でしょうか。
ママチャリならこんなにお尻痛くならんのに・・・
そもそも、この言葉に踊らされたのです。
「リオ・ベルデまでは下り坂ばかりで超楽チンだよ。帰りはトラックに乗ればいいから。」
嘘でした。
下り坂は確かに多めですが、ゆるやかな上り坂もあります。
加えまして、街を出て断崖絶壁沿いは強風!!
側溝とびゅんびゅん飛ばす車に挟まれ、転ばない様に必死。
観光バス超うらやましい・・・
さて、目的もなく走り出すのもつまらないので
一応「リオ・ベルデ」という街を目指すことにします。
「2~3時間位よ。」とレンタルバイク屋のおばさんが言ってました。
途中、トンネルが何カ所があり、自転車と観光バスはトンネルの外の道を通ります。
観光用の道は車と並走しないので安心。
1箇所だけ専用道が無く、トンネルの中を通らねばならず恐怖でした。
滝が降り注ぎ行く手を阻みます。
びしょ濡れになりながら、滝の下をマウンテンバイクで通る私の様を
バスで来ていた観光客が動画で撮影していました。
道がゴツゴツしている場合、お尻に負担がかかるので半立ちになる事を覚えました。
覚えたての半立ちの様子が、どこかの動画サイトで見られるかもしれません。
途中皆さんは様々なクレイジーアクティビティに参加します。
ロープでシャーーって向こうまで行くやつ。
ゴンドラに乗ってシャーーーって行くやつ。
まぁこれらは、いい。やってもいいかな。
絶対やりたくないのがこれ。
鉄球の中に閉じ込められ、自らも回りながらぶらぶらする遊び。
いやぁ・・・
言葉を失っていると、同じように引いている米国人男性がいました。
米国人は好きそうなのになぁ、まぁ年配の人ですからね。
私の姿とマウンテンバイクを見て「キトから来たのかね?」と。
いやいやいや・・・
キトからって何時間かかるのでしょうか。
「バーニョスからです。」と答えると「なーんだ。」みたいな反応。
他から見るとアクティブウーマンに見えるのでしょうか。
おじ(い)さんの撮ってくれたアクティブウーマンです。
中途半端なポーズと強風に煽られている様子が、何だかかわいそうに見えます。
しかしながら、しっかり後ろのクレイジーボールが写り込んでいるので気に入っています。
初体験のサイクリングも2/3まで来てしまえば、こっちのもん。
人間は新しい乗り物にも慣れ、惰性で頑張れるものですね。
茹でたチョクロに、塩をかけてチーズと一緒に食べるというシンプルな屋台飯
チョクロ・コン・ケソを食べて再出発。
途中クレイジーアクティビティを見学しつつ、小さい滝で休憩しつつ
坂道を転げ落ちない程度のスローペースで走り3時間程でリオ・ベルデに到着。
何人かサイクリング中の人に会いましたが、彼らはフーニョまで行くと言ってました。
リオ・ベルデの倍の距離です。
漕ぐスピードが早く、体力のある男性なら余裕でしょう。
反対に私は、半分でも十分頑張ったという自己満足でいっぱいです。
一応、目的地まで来たので「Casada el Pailon del Diablo」滝へ行ってみます。
足がふらふら。
一晩の猶予もなく筋肉痛になりました、自転車を降りた時には既に激痛が。
入場料1.5USDを支払い、川沿いを歩いていくと落差のある滝が現れます。
降りたら上らなきゃいけないでしょ。
ここまで来た吊り橋自体にも、かなり傾斜がかかっています。
もう、足が痛くて一番下まで行くのは無理なのでこの辺でやめておきましょう。
帰りはトラックにマウンテンバイクを積んで、楽チン移動です。
バイク積んだ後は即助手席を確保。譲らないぜ。
荷台の木の椅子に耐えられるお尻の状態ではありませんから。
帰りも自力でペダルを踏むプランだったら、来ていませんでした。
生半可「誰でもできるよ~」感が出ていたので、思わず私もやってしまった次第です。
夜は大奮発してステーキですよ。
疲れた日は肉に限るわ。
洒落すぎて薄暗い店内は、ガッツくには最適かと。
贅沢サイコー、マッシュポテトもうまーい。
「上にテラス席もありますよ。」と勧めてくれるウエイターさんに対し
「ここでいいです。(階段上がると足にくるので)」と室内の一階席を選択しました。
どんだけ足痛いんだよ!って程キテました。
とりあえず車に撥ねられず、側溝にも落ちなかったので良しとしましょう。
インドア派の私でも大丈夫でしたので、普通の人は楽勝かと思われます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
