2016/9/9 為替:1USD=102円
エクアドル人に「グアヤキルへ行くんだ。」と言った時の反応は決まって悪い。
言葉に出さなくても「え?」って雰囲気は伝わってくるものです。
「危ないの?」と問うと「キトよりも少し危ないわねぇ。」というホテルオーナー。
「あぁ何しに行くのか理解できん。」というおっさんドライバー。
「そんなトコじゃなくて、マンタの方がおススメだぜ。」という兄ちゃん。
うわぁん、グアヤキル。
誰一人として「いいね!」って言いません。
バーニョスとかクエンカって言うと「わお!いいわね!」となるのに。
確かにバーニョスやクエンカは街並みがきれいで、のんびりした空気がありました。
高地で過ごしやすく、空が近くてすがすがしい。
そしてインディヘナの割合が多いので、異国感も感じられました。
不人気だの治安が悪いだの言っても、行くと決めたので行きますよ。
これからペルーへバスで南下する為、国際バスの本数が多い
大きな街にやってきたのです。
クエンカからグアヤキルは約4時間、8USD。
道中が絶景という噂で期待していましたが、山道はずっと霧がかかっており
景色が全く拝めない上に「運転手、前見えてんのか?」という不安と
古いバスが揺れるので珍しくバス酔いしてしまいました。
山を下りて物売りが乗り込んできたら、山道終了のしるし。
おじさんからカップアイス買って食べました。
一気に標高2500m級から0mへやって来て蒸し暑いのです。
「何で私セーターなんて着てるの?」って感じですよ。
たった4時間のバス移動でしたが、山道と気温変化でどっと疲れました。
グアヤキルはエクアドル最大の都市ですから、バスターミナルも立派。
3階建ての建物には銀行・商店・飲食店・チケットブースがひしめきます。
治安が悪いと言われている都市では、
バスターミナルや空港の敷地内でタクシーの乗り降りをしています。
必ず「中まで行くか?」と聞いてくれるので、入った方が安心です。
ターミナル内からだと少し割高になるのかもしれませんが、
私は数ドルケチってリスクを背負いたくはありません。
グアヤキルといえば、ハネムーナー殺害事件が記憶に新しいですからね。
前払い制のタクシーブースへ行き、オヤジの言い値6USD支払いました。
レシートも控えもありませんでしたが、適正価格だったと思います。
すっごいクラクションだ。
バスターミナルから出る為に並ぶ車の列です。
クラクション鳴らしたところで何も変わらないのにプッププップうるさい。
5秒、いや3秒に1回はクラクションが耳に入って来る街です。
忙しいですねぇ。
嫌いじゃないですけどね、こういう混沌とした感じも。
治安が悪い悪いと言われ緊張していたのと、バス酔い
セーターからクーラーへの寒暖差も合わさり疲れていたのでしょう。
次の日は昼まで寝てしまいました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
