2016/11/30 1ユーロ=119円
ローマローマって言うけど、何がそんなに魅力か。
古代美術に興味を持てず、裸の彫刻とか全く惹かれませんでした。
それがですね、先日マドリッドの国立考古学博物館で
ローマ時代のモザイクを見て「もしかしてスゴイんじゃないか?」って
とっても気になり始めたのです。
ほんと何を今更ですよ、もしかしなくても事実スゴイんです。
兵器や軍事的戦略にもそそられますし、
測量技術を駆使した建築物の数々。
コロッセオや神殿、城壁も見たくなってきます。
この博物館は、古代ローマから帝政ローマまで時代を追って美術品が展示されています。
彫刻にも面白いのあるんだーとか、興味が湧いてきた所に・・・
モザイク!!!
この部屋に入った時、空気が変わった気がしました。
こんなに美しいものだったんだ!しかも星座デザイン。
何で今まで完全スルーしてきたんだろう?
裸彫刻のフォルムが嫌いってだけで避けてきた若き自分、ばかばか。
ありがとう、マドリッドの考古学歴史博物館。
土曜午後の無料開放時間を狙って、適当な気持ちでやって来た私に
今後の予定を変更させる程の衝撃を与えてくれました。
ポルトガルでは、ポルトとリスボンだけの予定だったのを変更。
コインブラの街からバスで40分程の場所に、コインブリガ遺跡があると知り
コインブラに立ち寄る事にしたのです。
キレイに展示された博物館内のモザイクも素敵だけど、
実際にあった場所で見てみたい!って思いまして。
※行き方 バス時刻表等後述
痛みや復元部分は勿論あるものの、やっぱり外で見ると実感が違う。
2~3世紀頃に使われていた風呂、家、噴水、広場等の跡が見られました。
簡単な説明しかないのをみると、詳しくは分かってないのね?
想像に任せて見学していきましょう。
柱廊やダイニング、寝室にもモザイクが施されています。
これだけの広さ、豪華さなので地位有る人の住まいだったのかな。
何て素敵な幾何学模様なんでしょうか。
ローマ人は風呂好きって本当だったのね。
この遺跡内だけでも大小合わせて4カ所もありました。
サウナ、冷水プール、炉、女性用の部屋もあったみたい。
復元されたプールの大きいこと。
貯水池から石のパイプを伝って、家々や風呂へ水を供給していた水路。
やっぱり凄かったよ、ローマ文明。
噴水エリアは屋根で保護されていて、保存状態の良いモザイクが残ります。
よく見ると魚のデザインかわいいじゃないか。
当時の生活の様子もうかがえました。
色鮮やかなモザイクが噴水周りや食事スペースにある生活。
ローマ人のセンスの良さと豊かさが想像できます。
入場券には博物館の入場料も含まれます。
小さいながら、神殿部が図解されていて目で見てわかる展示方法。
これ外人にとっては嬉しいので高ポイントです。
全くのノーマークだったローマ時代のモザイク。
これからはデザインの意味や、時代の流行り等を見ていったら興味深そうだなと。
今日の所は「生活と共にあった」という事が知れて良かったです。
とりあえず第一歩。
オフシーズンかつマイナーな遺跡なのでしょうか。
博物館で団体客に遭遇しただけで、遺跡は貸切でした。
カフェのカップもモザイク柄!かわいい。
最後まで気分よく過ごせた場所でした。
静かにタイムスリップできるコインブリガ、おススメ遺跡です。
コインブリガ遺跡 行き方
川沿いにはバス停がずらりと並び、表示も番号も無いので人に聞くしかありませんでした。
コインブラ駅から数えて、2つめの乗り場から出ます。
片道2.45€。ドライバーに直接支払います。
インフォメーションで時間を聞くと、紙切れをくれました。
本数は少ないですが、時間通り来ました。
コインブリガ遺跡入場料:4.5€(博物館込み)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

私もモザイク、タイル、壁紙が大好きで、ずーっと眺めてしまいます。ベネチアのサンマルコ寺院のモザイクも、もってかれますた?
Nozomiさん
コメントありがとうございます。
タイル好きにとってポルトガルは天国ですね(*^^*)大好きな理由が分かりまし
た。見惚れちゃいますよねぇ。
新たな欧州の楽しみ方を見つけた!って感じです。
ベネチアは行ってません(´;ω;`)写真で見る限りコッテコテですね。
テルマエロマエやん~
昔はお風呂屋好きだったのに今はお風呂屋さんとかないんかな?
モザイク素敵だよ
ローマ魅力的だよ
てかその分かりにくそうな場所によくぞ辿り着けましたな!
あいこちゃん
モロッコにはハマム(スチームバス)があるよ。
ヨーロッパは・・・なぜシャワー文化になってしまったのだろうか。
バスの本数が少なくて行きにくいけど、貸し切り感ハンパ無くて大満足でした。
モザイクはまりそうです。