詐欺ミニバスの被害額80,000CLP:サンチアゴ空港

2016/10/13  1CLP=0.16円

サンチアゴの空港から市内へ向かう乗合タクシー。

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ミニバスというやつですが、詐欺グループに引っかかり

80,000CLP(約12,000円)を脅し取られました。

くっそーー。

 

空港に着くなり、笑顔で一人の男が話しかけてきました。

「何探してるの?僕は空港スタッフです。」的な事言ってたっけ。

とりあえずATMで金を下ろすと、まだしつこく付きまとっており

「ミニバスに乗りたいんだけど。」って聞いてしまったのです。

 

男は待ってました!と言わんばかりに案内を始めました。

そして「上の階だから。」とエレベーターのボタンを押したのです。

button

ここで気付けなかったのが私の敗因です。

 

正規のタクシーやバスは、到着ゲートの階から出発します。

出発ゲートの階に待機しているなんて絶対におかしいのに。

他にも白人カップルもいて、疑う事をしませんでした。

 

思い出しただけでも悔しい!!

到着ゲート階以外から正規のタクシーが出ている空港があった?

今までそんな空港なかったでしょ?

ここで気付けよ自分!!

 

乗ってしまいました。

いくら?と聞いた時、「エイト」って言ってたのも気になったんだけどね。

「8,000CLPでしょ?」って聞き直した時の態度も曖昧だったし。

 

車は順調にセントロへ向かい、まず白人カップルを降ろしました。

彼らがいくら払ったのかは見ていません。

 

さて、車内は私とドライバー・無駄話をし続ける男の3人になりました。

無駄話男が「チリペソいくら持ってる?」と聞いてきたので

「空港で下ろした40,000CLP(約6,000円)あるけど。」というと

「はぁ???全然足りないんだけど。」って言い出して、銀行の前で停まりました。

 

足りない訳ない。

ここで、完全に詐欺だと気付きました。

 

でも、もうダメだ。車内に男2人対私1人。

真昼間のセントロまで来ているとは言え、若干恐怖を感じます。

車の中は完全に相手のテリトリー。

 

スーツケースとリュックを人(物)質に取られたまま車を降り

男に見張られながら80,000CLP下ろしました。

keypad

銀行内や通りで怪しまれない様、男は常に笑顔で親切ぶる態度を崩しません。

 

抵抗?一応してみましたよ。

「80,000CLPって100ドル以上じゃんか!」って言ってみました。

こやつ気付いたか?と相手も思ったはずです。

「正確なレートは俺には分からん。銀行じゃねぇからな。」とか超ムカつく言い訳してました。

 

チリペソの単位が大きいのを利用した詐欺で、

入国したてで単位に慣れていないカモから、0を1つ多く付けてだまし取る方法です。

 

ATMから戻ると、ドライバーはちゃんと待ってました。

荷物は全部あり、開けられた形跡もなく

きちんと目的地まで到着しました。

 

私が財布を出すと、無駄話男が私の財布に手を突っ込んできたので、

「ちょっと止めてよ。80,000CLPで文句ないんだろ。」と

出しました、出しましたよ。

 

やられた。気分悪い。チリなんなの?!

その後数時間とっても凹みました。

悔しい悔しいくやしーーー!!!と。

dollar

んん、待てよ??

私がもっと現金を持っているのを知っていたのに、全部取らなかった。

荷物をあさる事だってできただろうに。

騒ぐと困るからか常に上辺だけは紳士的だった。

取ったのは80,000CLPだけ。

 

甘いんじゃないの???

あめーよ。甘い詐欺グループじゃんか。

相手が男2人ってだけで怖かったんだけどさ・・・

もうひとゴネで相手は諦めたかもしれない、強行突破して逃げれたかもしれない。

 

でも、もし言われた通り金を出さなかったら?

 

相手の怒りに触れ態度が豹変したかもしれません。

飛び道具やナイフが出たかも、どこかへ連れていかれたかもしれません。

 

様々な「もし」をうだうだ考えてしまいますが、

悪い奴等に引っかかった場合は「言われた通り金を出す」

このルールに従ったからこそ金だけで済んだ。

そう考えて気持ちを切り替えるしかありません。

 

サンチアゴの空港からタクシーやミニバスに乗る方は、お気を付け下さい。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



詐欺ミニバスの被害額80,000CLP:サンチアゴ空港」への6件のフィードバック

  1. さいとう(夫)

    パラグアイの民宿小林でお会いした夫婦の夫です。
    久しぶりにブログ拝見させてもらったのですが、大変な目にあってたんですね。びっくりしました。読んでてこちらも怖くなりました。
    何はともあれ、無事でよかったです。

    今後も気をつけて旅をしてください。
    ちなみにこちらは今、バルト三国にいます。

    今後も安全第一です。

    返信
    1. takako 投稿作成者

      さいとうさん

      コメントありがとうございます。

      到着早々こういう目に遭い、相当ショックでした。
      詐欺グループにも自分にも腹が立って・・・
      一人で抱えきれず、友達に電話したりブログ書いたりして発散させました。

      さいとうさん達も楽しく、そして安全に旅を続けて下さいね。

  2. sakai

    たまたまブログ拝見しました。
    入国してすぐの詐欺は金額の大小にかかわらず嫌ですよね、ましてや100ドル以上となると。
    今年サンティアゴの旧市街で「ケチャップ詐欺」師から臭い液体をかけられました、サンティアゴでやられるとは思ってませんでしたが冷静に無視して相手にすることなく被害にあいませんでしたが、その一件以来サンティアゴの印象は最悪ですぐに街を後にしました。
    抵抗しなかったのは絶対正解ですよ、身の安全が第一です。

    この後のブログも楽しみしています。

    返信
    1. takako 投稿作成者

      sakaiさん

      コメントありがとうございます。

      sakaiさんもサンティアゴで嫌な思いしたのですか(:_;)
      臭い液体って。。。金銭的被害がなくても気分が最悪ですね。

      はい、身の安全が一番。
      金だけで済んだのが不幸中の幸い、そう思います。

  3. あいこ

    怖いチリ!!
    必ず到着ロビーから乗ります!!
    他の方のブログでも見たけどケチャップ強盗もほんまに増えてるみたいだね
    気をつけようo(><)o

    返信
    1. takako 投稿作成者

      あいこちゃん

      チリって比較的治安が良いってことで気を抜いてしまいがちなのかも。
      色んな手口があって嫌だねぇ、まったく。

      無事にホステルまでたどり着いて下さいねん。

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