冬のゴッドファーザーロケ地巡りは少々面倒︰シチリア

2018/11/12

映画ゴッドファーザーゆかりの地シチリア島で

パラララララララララララァ〜と

鼻唄を歌いたくてやってきました。

パートⅠ公開から早45年以上。

ゴッドファーザー人気は健在か。

 

シチリア島に点在するロケ地巡りは、ツアー参加が主流の様ですね。

どれも強気な価格(€170〜)。

マイペースで見学したいので却下しましたが

ツアーのコネがないと入れない邸宅があるし

実際に個人では回りにくかったので

時間の限られた人は利用するしかなさそう。

 

ツアーを選択肢から外した私はとりあえず

ロケ地の集まるタオルミーナへ行ってみることにしました。

今回行こうとしてるのはこんな感じ。

タオルミーナ駅、バー・ヴィッテリ、サン・ニコロ教会、マリア大聖堂、チアサデラ教会、

最後パレルモに移動してマッシモ劇場。

まずはタオルミーナを拠点とし、サヴォカ、フォルツァ・ダグロを回れるかなぁと。

観光バスが巡回しているという薄い情報もありましたし。

おぉ、そうそう、これこれ。

早速ポスターを発見しバス会社で情報収集です。

「すみませーん。周遊バスについて聞きたいんですけど。

ゴッドファーザーのロケ地に行きたくて。」

「サヴォカ?ノーバスだよ。今シーズンは昨日までだから。

フォルツァ・ダグロ行きは、行きも帰りも一日一本だけさ。」

 

へ??嘘でしょ。

 

私がタオルミーナ入りしたのが11/12。

昨日までだったら、周遊バスの運行があり

一日で両方の街を簡単に回れたのです。

しかも私は11/10にカターニャ入りしていたので

真っ直ぐ向かっていれば間に合ったという…

空港泊の疲れもありカターニャでダラダラしちゃったんですよねぇ。

 

ちなみにカターニャ空港からは、タオルミーナへの直行バスも出ています。

ま、これらの情報はタオルミーナで入手したので

時既に遅し。

 

何というタイミング。

今日だってカターニャで大雨に降られながら

バスターミナルまで歩き

寝袋や衣類全部湿らせて

アル・パチーノの為にやって来たのに。

 

「じゃーどーすんのさ!」半ば八つ当たりをする私に

「サンタ・テレザまではバスがあるから、あとはタクシーに乗れば?」

と係の兄ちゃん。

うーん。タクシーか。

もう少し聞き込んでみよう。

今度はバスターミナルで、ベテランぽい男性に同じ質問をしてみました。

「サヴォカ?ノーバスだね。

サンタ・テレザまで行って、他のバス会社に乗り換えるんだ。」

お、一応バスはあるらしい。

 

しかしオフシーズンのタイムスケジュールは絶望的で

本数が少ないばかりか、他社(サンタ・テレザ〜サヴォカ)との乗継も

全く考慮されていませんでした。

この為タクシーを使わない限り一日で回ることは不可能と決定。

しかもサンタ・テレザって言っても、どこで乗り換えるんだよ?

バス停の位置も分からないし。

 

しばし消沈。

 

と、とりあえず今日はタオルミーナ駅に行こう。

この便は1〜1.5時間に1本あるので。

 

シチリア島にやって来たメアリーとケイを

マイケルが出迎えるシーンで使われました。

若い頃のマイケルも好きだけど

パートⅢの静かなドンっていう雰囲気もいいよね。

ゴッドファーザーといえば、個人的に

ニューヨークよりもシチリア島のイメージが強く

こっちの空気感とか雰囲気の方が好きです。

ファミリーの方向性に悩み、身内を消し

また家族の死を招いてしまうマイケルの苦悩が

シチリア島のシーンには詰まってる気がして。

アンディ・ガルシアも超セクシーだしね。

駅構内には切符を買わなくても自由に入れました。

駅を見終わった後、帰りのバスが来るのは1時間後。

駅を後にして海辺を散歩してみるものの

日が落ちると一気に冷え、海風も強烈。

明日からの本番、サヴォカを控え

ロケ地巡りが楽しみな反面

待ち時間が思いやられるのでした。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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