最低だ深夜3時に皆で野ション:スクレからサンタクルス

2016/6/24

スクレからサンタクルスへは約13〜15時間の移動です。

道が悪く、古いバスしか走ってないから「BADだ、あぁ本当にBADだ。」と

ホステルのオーナーが何度も言ってた通りでした。

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道中バスが2回故障するし、トイレ休憩なしで8時間ぶっ続けで走ろうとするし

ずーっとガタガタ道で一睡もできないしね、疲れました。

 

移動日当日の朝、バスターミナルへチケットを買いに行きました。

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スクレ~サンタクルス間はバス本数、取り扱い会社も複数あります。

係員さん達は紙の座席表を持っており、そこに乗客の名前を書き込み予約人数を把握しています。

「サンタクルス?」と声をかけて来たお兄さんの座席表を見ると

横4列(2席・2席の普通のバス)でした。

「もっと広いシートがいいな。横3列のバスはありませんか?」と聞くと

自分の会社じゃないブースまで案内してくれました。

 

El Mexicano社のオフィスの中には、実際の座席が見本として置いてあり

横幅は広く、リクライニングもかなりいい感じでした。

シートが孤立しているので、自分のスペースを犯される事はなさそうです。

 

今日の座席表を見ると、なんと空席は1つのみ!!!

120ボリで即決。

横3席のバスはここだけらしいので、人気がある様です。

本当は1席孤立している方が良かったのですが、既に満席。

 

見た目はまぁまぁのバスで、おんぼろ感は感じられませんでした。

ま、見掛け倒しでしたけど。

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3列シートだと横幅にも余裕があり、足も伸ばせます。

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17時半のバスは15分遅れで出発しました。

スクレの街から1時間程は舗装されている道でしたが、

その後日が暮れる頃にはもうガッタガタ・・・

街灯なんてありませんから、山道は真っ暗で何も見えません。

超怖い。

ドライバーの腕を信じるしかありません。

バスが壊れない事を祈るしかありません。

 

出発して1時間半、早速夕飯休憩です。

15分程度しか止まらないので、全然ゆっくり食べれませんでした。

 

さて、問題はこれからです。

 

3時間ほど走ったところでストップ。

受付のお兄さんが「バスにトイレは無いけど、3時間毎に止まるから心配ないぜ!」と

言っていたので休憩かな・・・と思ったら。

 

故障。

ガンガンガッン、カラーん・・・とバス後方をいじっている音がします。

このバスさぁ、超古いのに塗装して、座席だけいいヤツに変えたでしょ。

何台ものバスに追い越されます。

このまま直らなかったらどうなるのでしょう。

 

こんな状況の中でもイビキをかいて熟睡している方々もいました。

そんな人になりたいです。

こんな立ち往生している時に強盗に出くわしたらヤバい。

壊れたまま走って崖から真っ逆さまとか勘弁してよね。

小心者の私は、この状況では全然眠れませんよ。

 

代わりの運転手も、車掌らしき人も乗っていませんから

完全にドライバーのおっさん次第です。

不愛想で、何の説明もしないおっさんしか頼る人はいません。

 

小一時間後、無事に走り始めました。

ガタガタ揺れるので、相変わらず一睡もできません。

 

寝てしまえば尿意も感じませんが、起きていれば別です!!!

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19時の休憩から早5時間以上が経っています。

ボリビアンはよく平気だよな、何も言いません。

我慢しきれず立ち上がったのは米国人男性、夜中1時過ぎ。

運転席のドアを猛烈にノック!!!バスを止めさせます。

 

よーし!!私も便乗するぞ!と外に出るも、トイレなんてありません。

せめてこういうのとかも・・・ないんだ。

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あまり遠くまで行って置いて行かれたら元も子も有りません。

バスの下に隠れて、今宵1度目の野ションです。

 

不思議なもので、男性は皆一定間隔を保ち離れて立ちションするのに

女性はなぜか固まるんですよぉ。

一緒に降りたボリビアンのお姉ちゃんと一緒にキョロキョロし、

「よし、ここでしよう。」って流れに自然となったのです。

「待ってよ待ってよ!!置いてかないでよ!!」と

自分たちが外にいる事を大声でアピールしつつ用を足しました。

運転手め、超エンジンふかして焦らせてきやがって。

 

最低だ・・・

こんなのは初めてです。

屈辱的ーーー。

 

その後も再度故障し、ガンガンやってました。

全然寝れません。

 

夜中3時、またまたストップ。

「バーニョだ!!」とぶっきらぼうに運転手が言いました。

今度こそ小屋らしきものがあるかと思いきや、何もありませんでした。

 

そんなにしたくありませんでしたが、この先また故障するかもしれません。

時間通りにサンタクルスに着くという保証はありませんから、

今宵2度目の野ション決定。

 

今回は半数以上の乗客が降りてきており、場所の確保が難しい。

無意識におばちゃんの横に走って行きました。

やっぱり女性同士固まってしまったわ。

不思議~。

こういう時ふんわりスカートいいよね、パンツだとお尻丸出しになりますから。

一人だと恥ずかしいから?しゃべって気を紛らわせたいから?男性が回りにいるから?

何で自然とおばちゃんの横に行ったんだろう。

おばちゃんも自然に「あんたもかい?」みたいなノリだったし。

逆に女友達(知り合い)だったら、離れてするのかな?

無意識にとった自分の行動の分析をしつつ、野ション3度目が無い事を祈りました。

だって、仮に3度目があったとしたら・・・夜が明けてるでしょ。

いやいやいや、それは絶対に嫌。

 

祈りが通じ、3度目は無く朝7時半、無事サンタクルスに到着しました。

ほっ。

14時間半の長丁場、不愛想なドラーバーさんお疲れ様でした。

安全第一。無事ならいいんです、愛想なんて不要だ不要。

 

ホテルにチェックインして、昼過ぎまで爆睡でした。

相当疲れていた様です。

悪路にも負けず、修理の振動や不安をも克服し眠れる人はいいですが、

私の様に繊細な人にとっては、この区間の移動は大変かもしれません。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



最低だ深夜3時に皆で野ション:スクレからサンタクルス」への2件のフィードバック

  1. あいこ

    うわー
    これはきつい
    生理現象は抑えれんもんね
    しかもこんなときに生理だったらもっと最悪だ!
    ワンマンもすごいけど一応自分で直せちゃうのも無愛想もすごいな
    日本にいたらありえんわ
    お疲れさまでした!!

    返信
    1. takako 投稿作成者

      あいこちゃん

      そうそう!!生理中じゃなかっただけ救いだよ。
      森の中とか、物陰に隠れてというならまだしも
      並んで野ションなんて、もう後にも先にも無いと思う・・・思いたい。

      それにしてもボリビアン、何も文句言わないのが不思議でした。
      我慢強いなぁ。

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