犬に噛まれた鶏冠山、それでも歩くよ日本の名残ある街:旅順

2017/10/22

旅順観光二日目は鶏冠山と新市街地区です。

鶏冠山は塹壕の一部に入る事ができたり

資料館や展望台などもあって

二百三高地よりも見どころが多めでした。

文化街付近には日本統治時代の建物が残ります。

 

昨日の反省を生かし、今日は旅順から鶏冠山へ向かいました。

ここも山なので、バス停から見学エリアまで距離があり

一番上の展望台まで行こうとすると徒歩約1時間の道のりです。

 

実際に日本軍が爆破した跡です。

中には隠し部屋がたくさんあり、そこからの攻撃で

次々と兵士が倒れていきました。

塹壕は鉄筋を一切使わず、石とコンクリートのみでできています。

当時の中国にはコンクリートはありませんから、全てロシアから運んで来たのもです。

現在、仕切は崩れ落ちてしまっていますが

宿坊は二階建てになっていて立派な造りでした。

壁の厚さは約1メートル。

日本軍はこれを280サンチ砲で突破しました。

この頃から日本軍には巨艦巨砲の思想があったのでしょう。

当時のロシアの大砲と比べると太いのがよく分かります。

資料館はお決まりの反日内容となっていました。

侵略とか農民を虐殺したとか、この写真どこに行ってもあるな。

さて続いて、案内マップにある展望台へ行ってみましょ。

ラストスパートの階段がキツかったです・・・

頂上が見えた時にはほっとしました。

旅順港、白玉山の慰霊塔が見えます。

日本軍が欲しかった展望を望むことができて感無量。

ここまで登って来る人は稀で、ゆっくり感傷に浸れました。

と、この気分のまま行きたかったのにー!

タイムスリップ気分をぶち壊したのは、バカ犬!!

帰り道、犬に噛まれました。

 

だだっ広い駐車場をうろつく一匹の茶色い短足小型犬。

距離をとって通り過ぎたのですが、足元にまとわりついてきました。

びっくりして目が合った後も無視してたのですが

プチ!!!って音が。

後ろから足首に噛みついてきたのです。

そして戦闘態勢になり、ううううーーと威嚇してきました。

ふっっざけんなよ、バカ犬!!!

こちらも大声で応戦、にらみ合いはテリトリーを出るまで続きました。

 

小型犬がいきなり足首を狙うパタン、ウユニでもありました。

一緒に歩いていた日本人男性が、追いかけら足首を噛まれた事件。

小型犬バカだから嫌よね。

 

幸い足ではなくスニーカーに命中したらしく、新しい靴に穴が空いただけでした。

これ数センチずれていたら足首直撃で

もし狂犬病の犬だったらワクチン打たなきゃ致死率100%でしょ。

とりあえず、不幸中の幸いってことで。

あぁ、でも新しいスニーカーが・・・くそー。

 

さて旅順の新市街ですが、情報が無くて困りました。

開放されたのが近年であること、年配のツアー客しか来ないのか

個人旅行のブログも見つからなくて。

新市街で日本軍の名残が感じられるのはこの辺りでしょうか。

私はこちらの本を参考にしました。

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本の地図部分をコピーして紙で持参。

大手の地図では網羅されていない内容なので役立ちました。

 

関東軍司令部前では子供たちが記念撮影。

引率の先生がマイクを使って指示を飛ばすので、

やかましくて耳が割れそうだったわ。

そして扉は固く閉ざされ、中には入れませんでした。

子供達がいなくなるのを待って、遠目から。

おお、なんと堂々たる姿!

旅順博物館になっている建物は、外観だけでなく内部も素晴らしかったです。

展示物はまぁそっちのけでしたね。

天井の梁や窓枠が素敵で見とれてしまいました。

たまに見かける「静かにしろ」プラカード。

これが発動される時は、どんなボリュームの時なんでしょう。

常に発動したいくらいなんですけど。

 

キレイに保護されている建物ばかりではありません。

関東軍憲兵司令部は結婚用品店?になっちゃってるし。

旅順ヤマトホテルは見る影もありません。

旅順師範学童も老朽化が進んでいました。

残っているだけ素晴らしいと考えた方がいいかもしれませんね。

ここまで来てたんだなーって思いながら、静かに散歩できました。

 

この辺りの道にはスターリン、レーニンの名が使われていたりします。

日本軍の名残は一切ありません、そういう事なんです。

今日も早朝から動いたのに、もう夕暮れ。

西海沿いを強風にあおられながら歩き

遠くに中国軍の戦艦を眺めつつ旅順観光を終了しました。

勢いと信念が感じられる明治後期の歴史が詰まった場所。

旅順に来れて、ほんと良かったです。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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