階段の先にある港がかっこいい!大雨の中散歩する:オデッサ

2018/9/9-11

オデッサからのフライトの為

ウクライナへ戻って来ました。

キシナウに引き続き天気が悪く

気乗りしないまま観光地へ向かったのですが

港の雰囲気が絶妙で良かったです。

一番の観光地であるポチョムキンの階段には

特別な感動はありませんでした。

映画は昨日やっつけで観ただけなので

そりゃそうだわな。

しかし!ここから見えた港の様子にはテンションが上がりました。

港の重機が見えます。

張り出した先へ歩いて行く人が見えるので

私も雨にも負けず階段をかけ降りて行きました。

貨物列車とか重機、コンテナが並ぶ港って

わくわくしませんか?

私だけですか?

何故でしょう、ただでさえ境界線って怪しい雰囲気があるのに

鉄の塊が加わると一層空気が重いというか。

貨物列車もいい味出しています。

天気が良ければただの観光地も

雨雲の元ではヤバイ雰囲気になるから面白い。

こんな強風の中いちゃつく強者はさすがに見かけませんでした。

横殴りの雨で傘の意味無し。

とりあえずテンション上がってる内はいいのですが

折返し地点に着く頃には我に返り

一気に雨の冷たさが身に沁み始めます。

震えながら建物内で小雨になるのを待ち

気合いで国立美術館まで行きました。

館内には暖房が入っていて、登山用のパンツとレインコートは一発で乾き

お陰で風邪は引かずに済みました。

 

19世紀終りから20世紀中頃までの作品が多く
どれも色使いが暗いのが特徴。

笑顔の絵でも何だか暗い。

冬が長くて寒いとこうなるのかしら。

ウクライナではまぁまぁアジア人差別を感じます。

もちろん皆じゃありませんよ、たまにすごく感じる程度です。

その対処方法というか、対戦に勝つ方法を見出してみました。

 

負けずにひたすら静かに微笑んでみる。

 

するとミラー効果により相手もちょっとだけニコっとするんです。

それが試したくて、冷たくされたらチャンスとばかりに試してました。

 

例えば。

トロリーバスで席をばあさんに譲ったのに

私をチラ見下してる割にちゃっかり座ろうとしてた時。

クソバb…と心の中で思いましたが、静かに席に座るまで微笑で見守ると

数秒間あった後、ちっさい声で「スパシーバ」って言いました。

めっちゃ小さい声でしたが、確かに。

クロワッサン屋の姉ちゃんもまぁツンツンしてまして

お釣りは投げてよこすし、私がもらわなかったレシートを雑にグチャグチャってゴミ箱に突っ込んだり。

ロシア語以外一切話さない若い子もいるんだなーって思いながら

お釣り投げられた時も、カプチーノを受取った時も

私は笑顔で「スパシーバ」と言ってみました。

するとサンドイッチが出来上がって受取る時は

私の目を見てちょっとだけ口角が上がりました。

 

小さい事なんですけどね、嫌な感じで終わるより遥かに後味がいいので

許容範囲の嫌な感じの場面では実践しています。

まぁ酷いときはこっちも舌打ちしちゃいますけど。

絵の中の微笑を見ながら、最近のことを思い起こすのでした。

ピンクでも空気が暗いという、徹底的に暗い絵ばかりの美術館。

期待を裏切らない作品ばかりなのでオススメです。

 

2日目もどんよりした天気は変わらず。

こんなに風が冷たいのに、まだ海へ入るおばあちゃんとかいて驚愕。

私はレインコート着てても寒いというのに。

シーズン終わりの雰囲気もまた暗く

終始どんよりしていたオデッサ滞在でした。

 

物価が安くて、食べ物が美味しい国だから

また戻って来る様な気がするなぁウクライナ。

お気に入りの100円タバコを買い溜めして

アルメニアのエレバンへ向かいます。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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