2016/8/28 為替:1USD=101円
キトの街から気軽に行ける「赤道記念碑」
ただ赤道記念碑があるだけだと思っていましたが、とんでもない!!
ちょっとしたテーマパークになっていて、お洒落なカフェはあるし
グアヤサミンパビリオンやライブ会場もあって楽しめました。
キトに到着してから、にわか雨が降ったり、スッキリしない日が続いていました。
3日目にしてようやく青空がのぞいたので、赤道記念碑へ向かいました。
・赤道記念碑 行き方
Av.America y Bolivia のバス乗り場から「Mitad del Mundo」行に乗るだけ。
キッカリ1時間で赤道記念碑前に到着しました。(40セント)
入場料 7.5USD
赤道記念碑って、ただ記念碑があるだけだと思っていました。
赤道ラインまたいで&上って記念撮影するだけかと。
いやいや、とんでもない!
小さなパビリオンがいくつかあり、なかなか楽しめるのです。
その中で、個人的に気に入ったのははグアヤサミン&ライブ会場。
グアヤサミンとは、キト出身の画家。
インディヘナの苦しみや、キトの街の画を多く描いた人です。
毛沢東やフェデロ・カストロとも交流があり、
一緒に写っている写真が彼のアトリエに展示されています。
先日、アトリエ兼美術館へ足を運び、
ピカソ風のタッチと、目や手が印象的な画に惹かれました。
※赤道にある画はオリジナルではありません
赤道パークにもグアヤサミンパビリオンとカフェがあり
何ともお洒落な空間をかもし出してくれています。
敷地内のカフェの中でもひときわリッチなお店です。
さすが高級カフェだわ。(6USD)
広場では民族衣装を着た人たちが輪になって踊っていました。
会場にも赤道ラインが引かれていますね。
誰でも輪に参加できるみたい。
さて、帰ろうかと思っていると何やら騒がしい音がします。
入口近くの「カルチャープラザ」と呼ばれる施設からの様です。
イベント会場に入ると、ぽつんとバンドが演奏していました。
写真で見ると、なんて寂しいんでしょう・・・って感じですが。
こちら側にはお客さんがたくさんいて、皆ノリノリ。
メ グスタ バイラールのリズムに合わせて、踊る踊る。
歌の調子は80年代の懐かしい感じでした。
バンドの人達もおじさんだし、趣味の延長でしょうかね。
次のバンドも、ボーカルはおじさんでした。
PSYを意識しているかの様な衣装と、身動きで感覚を沸かせます。
自作CDを一定数配り、販売もしていました。
夢を追いかけているのでしょうか。
顔を真っ赤にしておじさん頑張ってました。
しかし、私はキーボードのイケメンに夢中でした。
踊っている皆さんを見ているのが楽しかったです。
下まで降りていってPSY似のボーカルとハグするおばさん。
腰をふりふりする子供。
食べてばかりの親子。
みんな好きなことやってて微笑ましかったなぁ。
何だか、高校野球地方大会予選の雰囲気を思い出しました。
こういうイベントは平日はやっていないかもしれません。
日曜日は混んでるから別の日にしようかな?と、宿を出る時思いましたが
日曜日には日曜日の面白さがあり、結果良かったです。
やばい、盛り上がり過ぎて17時を回ってしまいました。
標高が高いと、雲や空が近く感じられます。
赤道記念碑周りの山間の景色も美しくて、帰るのが名残惜しいです。
暗くなる前に帰らなければ!
通りかかった「キト」と書かれたバスに乗りました。
途中までは来た時と同じ道を走っていましたが
市内に入ったら、どうもルートが違う様な・・・
一瞬トロリーバスの駅が見えたので、地図で探すと
なんとパネージョの丘付近まで来ていました。
そのまま乗っていると、知らず知らずの内に頂上へ。
わー全然来たくなかった、こんな夕暮れ時に。
強盗出没エリアなので必ずタクシーで来ましょうと言われている場所です。
でも、せっかく来たので降りてみちゃいました。
わーん。キトの街って白くてキレイなんだよねぇ。
・・・っとあまり猶予はありません。
帰れるのかな、タクシーあんまり止まってないし。
パネージョの丘頂上付近は道が細い上に路駐も多く、
幸い乗って来たバスは全く進んでおらず立ち往生中。
「走れば先回りできそう、あれにまた乗って丘を下りよう。」
急いで坂を駆け下り、乗ってきたバスに再び飛び乗りました。
「セントロに帰ります。」と言うと、車掌さんに笑われました。
そして料金も徴収されませんでした。
親切な車掌さんで、このバスではホテルの近くは通らないから
「ここで乗り換えて!」と降りる様に言ってくれました。
日が落ちると一気に寒くなり、風が冷たい中
タブレットを持っていない為どこにいるかも分からず
ただ言われた通りにバスを降りました。
幸い5人程の観光客も一緒だったので、心強かったです。
防犯対策でしょうか、他の観光客も紙の地図しか持っておらず
「ここどこ?」「わかんない」って感じでした。
夜になると景色が変わり、方向感覚が狂うので怖いですね。
通りかかるバスを片っ端から停め「アメリカ通りに行くか?」を尋ね、
ようやく「行くぞ。」というバスに乗り、知っている風景が見えてきた時にはほっとしました。
専用レーン外を走るバスは、路線が無数にのあるので敷居が高いです。
1時間もあればいいかと思っていた赤道記念碑。いや赤道パーク。
気付けば4時間半ほどのんびりしていました。
赤道記念碑の中は科学実験コーナーになっていたり、プラネタリウム館や
土産物屋、レストランもあるので終日楽しめます。
帰り道にてこずり、何だか忙しい一日となりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
