2017/1/31 1TB=3.2円
チェンライから1号線を南下すること約13キロ。
ワット・ロンクン(通称:白い寺)へやって来ました。
タイ北部最大の観光地と言っても過言ではない程の
異彩を放ち、そこには独特の世界観がありました。
チェンライの第1バスターミナルから
「ホワイトテンプル」と英語で書かれたバスで簡単に行けます。
(20TB)
バスには5人しか観光客は乗っていなかったのに・・・
着いてびっくり!!列できてるじゃん。
皆さん本堂?らしき建物を目指して一直線です。
入口付近にも面白いものあるのに。
赤いガイコツの上に酒瓶乗っていますよ。
禁酒キャンペーンでしょうか。
横の木には首がぶら下がってますし。
2頭バージョンもあったりして目を引くのになぁ。
こっちは禁煙ですね。
炎の一部が手となり、喫煙中。芸が細かいです。
チケット売り場の外から面白いので期待が高まります。
コーンの頭が多面骸骨って素敵すぎる!
これらを素通りなんて信じられません。
それにしても中国人だらけでウンザリします。
うるさいし、ぶつかってくるし、蛍光色の服で白い景観が台無し。
何でだ?進出具合がすごいな、いつもこうなのか?
あ!!!中国の旧正月だ!!
1月31日、ど真ん中!やられた。
観光地に来る時期を誤りましたわ。
はぁ( ´Д`)=3
しかし来てしまったものは仕方ありません。
気を取り直して残骸オブジェを細かく見ていきましょう。
かなり造りは細かく、見ごたえがありました。
牛の角に顔が付いていたり。
一つ目の妖怪っぽいのがいたり。
普通にカッコイイやつもいます。
なぜか戸愚呂兄の最後を思い出しました。
邪念樹に養分を永遠に吸い取られるという。
似てません?
地獄では何千年にも渡り、刑が繰り返されます。
切り刻まれては元に戻り、また切り刻まれるといった具合に。
コンクリ地獄や地獄画からは、その「繰り返される感」って
なかなか伝わりにくいと思うんです。
うわぁ痛そう、グロい!って瞬間の感覚で。
でも、この残骸アートからは連続性が感じられる気がしました。
ココ元々はチェンライ出身の芸術家がデザインした寺?なのです。
チャルーンチャイ・コーシピパットさんといいます。
ミギーだ!彼も寄生獣ファンなのかな。
だから他のタイ珍寺・地獄寺のコンクリとは違って
アート性が強く完成度が高いのですね。
手の中に、一本だけ真っ赤なマニキュアをしている指が。
私は東南アジアの地獄寺をB級とよく表現していますが、
ワット・ロンクンに関してはA級ですねぇ。
地獄マニア気取りです。
この先にお坊さんが一人座っていました。
それ以外は全然「寺」という感じはありません。
フォトジェニック度が高いですね。
もう美術品レベル。
これをアートを呼ばすに何と呼ぶ。
コンクリ像っていうか、オブジェだもん。
爆音ロックがかかってるバーに置いてありそう。
入場料50TBと、作品を売ったお金で寺は絶賛拡大中。
UFOっぽい建物を建設中でした。
出来上がる頃にまた来たいな。
この時期だけは絶対に外して。
静かに邪念樹の世界観に浸りたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
