松賛林寺 ミニポタラと侮るなかれ:シャングリラ

2017/11/18 1元=17円

シャングリラ一番の観光地である松賛林寺。

「天界の神が遊ぶ地」という意味を持つお寺は

その名の通り堂々とした外観、内部は別世界で

聖地というにふさわしい場所でした。

 

市内から3路のバスでチケット売り場の真ん前まで行けます。(1元)

ここの入場料はなんと115元。

これ全部中国政府に持ってかれてるんでしょ。

でーんと赤旗スローガンなんかも掲げちゃってさ。

台無しー、なんかムカつくー。

しょうがない、はいはいお金を払いますよ。

入口から真っすぐ階段を上って行きます。

酸素ボンベ持参の観光客もいました。

高地順応してないと、階段けっこうキツイでしょうね。

自分たちの聖地を観光地にされてしまったチベット族の皆さん

どんな気持ちなんだろうか。

祈りの場を公開されられ、カメラ持った観光客がゾロゾロやって来てさ。

そう思う反面、中国政府が開放しなければ今私はここに来れてないわけで。

外国人の私は複雑な気持ちになるのです。

この地域に限らず、弱者は従う他ないという現実を直視させられる思いがしました。

寺院内部は全て撮影禁止。

一歩足を踏み入れると空気感が変わります。

熱心に頭を床に擦りつけてお祈りをする信者

歌の様にリズミカルなお経を唱える小豆色の袈裟を着た僧侶

天井から重たく垂れ下がる色とりどりの布

外とは違った空気が寺院内には流れていました。

 

壁いっぱいに描かれた宗教画には、小さな無数の仏像様

神々の姿、黒い象がだんだん白くなっていく様子

六道図などがあり、コミカル地獄も少々ありました。

あぁ地獄・・・写真撮りたいけどグッと我慢。

私達のイメージする読経よりワントーン高い歌の様なお経は

寺の名の由来にふさわしい、神が踊り出しそうなものでした。

ロウが溶ける匂いに頭がぼーっとしてきます・・・

これが別世界に行っちゃう感覚なのか・・・

いやいや違う、いかんいかん。

ただの酸欠って話か、ここは標高3300m。

 

寺院内の別世界に長くいるとふらふらしてくるので

湖の周りに敷かれた桟道を散歩することにしました。

遠目から見る松賛林寺も素敵です。

貸切に近い状態でのんびりできました。

ツアーの人たちは内部だけ見て帰る様ですね。

遠目から見てずっと気になっていた岩へ到着。

滑らない様に、うんこ踏まない様に注意しながら上ってみました。

おおーー。

はためくタルチョとのコンビネーション、神々しい。

天気も良くて最高でした。

 

寺の周りには集落があり散策することができます。

冬支度の為か、どこの家の前にも薪が山積み。

そんな先住民達の生活お構いなしに、

村の奥でクレーン車が動いているのが見えました。

もーいいってば。

天気はいいし気分も良いのですが、依然複雑な思いのまま

ミニポタラを後にし下山しました。

 

帰り際にチケットセンター前にある博物館に寄ってみました。

無料だし時間つぶしがてら。

おほっ。なんかいい予感がする。

ビンゴ!!六道図発見。

地獄みーーっけ。

自称地獄マニアなので各地の地獄は押さえおかないとね。

ここでも地獄鍋、磔、火攻めはお決まりの様です。

この人、口から何出してるんでしょ。

目がイッてしまって、むしろ気分良さそう。

執行人がムキムキでなく普通体型なのが妙にリアル。

よく見ると、上からチラチラ見学してる連中がいます。

橋のから「おーやってるな」みたいな。

青い方はナビゲータでしょうか。

「見学者の皆さんはあぁならない様にね~」みたいな。

こちらは雪山遭難地獄でしょうか。

寒い土地ならではの発想ですね。

餓鬼道に落ちた人、なんだか楽しそう。

べぇ~~。

なんと下山してからまさかの地獄図発見という幸運。

神の世界から地獄までたっぷり堪能できた一日でした。

 

ラサに行った人の中は、松賛林寺を「ちょっと残念」と言う人もいますが

私は行ってないのでここで十分満足でした。

面倒な入境手続不要でサクっと来れるのも、楽する旅人的に高ポイント。

ミニポタラと侮るなかれ、神々しい雰囲気は十分感じらますよ。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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