ミャンマー飯は不味い?この概念が覆った:シャン州

2018/1/7-10

ミャンマーの料理は基本油っこくて美味しくない。

だから和食や中華、インド料理に逃げがちです。

しかーし、シャン州の料理は違いました。

辛くなく、油っこくもなく、優しい味なんです。

 

モヒンガーもミャンマーカレーも一回食べれば十分という話をしていたら

「シャン州はタイに近いから、料理もタイ寄りで美味しい」と

こちらに住んでいる日本人が教えてくれました。

 

インレー湖は今回のルートに入れていましたから

シャン州へ行くのが楽しみでした。

 

色んな場所へ行って思うのですが、こんな法則を実感します。

食べ物が美味しい地域へ行くと、全ての食べ物が美味しい。

その逆も然り。

リマへ行けばペルー料理だけでなく、イタリアンや中華のレベルも高い。

ラパスへ行けばセコデポジョしかなくて、助けを求めて入ったバーガーキングも不味い。

素材のレベルなのか、食べ物に対する情熱なのか・・・。

 

結果、法則通りにシャン州で食べた物は全般的に美味かったです。

ローカル飯から観光客向けのお高めのお店まで。

 

美味いものまとめ(タウンジーのローカル飯は調査不足)

 

特に食べた瞬間顔がニヤけてしまったのがシャンヌードル。

麺がもちもち。

こちらのお店のスープはほんのり味噌風味でした。

ゴマとのからみが最高~。

しかも高菜が付きます!

わたし高菜が大好きなので、全部投入しましたよ。

高菜入りの麺は中国以来だったので、最高にテンション上がりました。

Naung Inlayのシャンヌードルは本気でおススメです。

 

観光客向けの高いレストランで食べた自家製パスタはまぁまぁ。

トマトソースとはかけ離れた味でしたが、

味が薄めなので自分で塩コショウ+チーズで調整可能。

欧米人の団体ツアーがランチ利用する店なので

ある程度のレベルなんじゃないかなーと。

 

点心のお店にも行ってみました。

しゅうまいに付いていたソースが辛味噌風で美味しかったです。

白いご飯が進む味ですね。

炒飯も油っこくなくてパラパラ。

 

こんなに美味いを連発するなんて、ミャンマーで。

 

さらにシャン州の州都であるタウンジーへも足を伸ばしました。

とりあえず一番の観光地であるスラムニ寺へ。

目が痛いくらいの光反射です!

中も普通の感じかなぁ。

唯一タコ型宇宙人のベルトが珍でした。

さらりと面白いから寺巡りが止められない。

 

そういえばコーヒーも。

ニャウンシュエで泊まっているリメンバーインのコーヒーも美味しいです。

他の地域のホテルやゲストハウスで出てきたコーヒーみたいに

かすかすの薄いお湯ではなく、ちゃんとコーヒーです。

 

ほらー、やっぱり例の法則があるー。

なんて独り言を言いながら寺の周りの店を物色していると

若い子たちで賑わっているカフェを発見しました。

シャン州の若い子達は、他地域よりも現代っ子な印象を受けます。

ロンジー履いてなくて、パンツにスニーカー。

髪も染めてるし。

男の子はキム風に横を刈り上げて前髪は横流し

女の子の化粧は濃い目で対応もクールな感じです。

都会の人だなー。

インレー湖は外国人観光客が多いからかもしれません。

中を覗いていると「いらっしゃいませ」と日本語で迎えられました。

この店のオーナーさんです。

「おいしいブラックコーヒーありますか?」

「はい、私が選んでいますから美味しいですよ」と。

 

おやつも一緒に注文しました。

カンミエン

もち米を蒸したほんのり甘いおやつ。

 

ヒントゥ

小麦粉とネギ、そしてアクセントにニンニクを加えて蒸したもの。

白い長いのは大根の根っこ・・・苦い。

ここにも高菜が。嬉しい☆

シャン州のおやつなんだってー。

 

このお店は日本にも支店があるらしく、幅広くビジネスしている模様。

さすが日本に数年住んでいただけあって、感覚がミャンマー人と違います。

音楽が爆音で流れていて会話が聞き取りにくかった時

「うるさいですね」と言ってボリュームを下げました。

なんてミャンマー人らしくないんだ!!!!

普通、音が割れる程のMAX爆音かOFFの二択なんですが。

 

そこでバスのエアコンMAX16℃設定について聞いてみました。

「寒いでしょ、自分だって皆も寒いでしょう?

寒くて震えているのにエアコンを絶対に切らないのは何故?」

「私にもわかりませんね」だって。

 

オーナーもヤンゴンへ行く時に長距離バスに乗るそうで、やっぱり冷蔵庫。

バスの運転手に寒い言っても「何を言っているのか理解できない」らしく

絶対にエアコンを切らないそうです。

「言っても分からないから無駄ですね」と呆れていました。

 

外気に応じてエアコンの温度を調節する。

これが分かる様になるには、何を教えればいいのでしょうか。

 

ちなみに外国人ご用達のVIPバスの運転手さんや

ユースホステルで働いているお兄さんは

音楽のボリュームは調整していました。

外国人と接する仕事をしていれば自然に分るのか

外国人オーナーから教えられたのか。

誰かが教えてあげれば調整できる様になるのかな、バスのエアコンも。

 

色々お話していると、オーナーさんが街を案内すると言ってくれました。

なんてありがたいんだ!好意に感謝して甘えます。

さすがオーナー。

早速替えの人員を手配して、レッツゴー。

 

私達が店を出た途端、音楽のボリュームは再びMAXに戻されました。

やはり音は割れる程大きくないといけない様です。

その爆音を聞いて私と顔を見合わせ

「ミャンマー人は難しいですね、日本の方が好きです」とオーナー。

 

パダマヤー洞窟寺院周辺からはタウンジーの街が見下ろせます。

洞窟周りにはお決まりの色んな神様がいました。

土地の神、ボーミンガウン、ボーボーガウンなどなど。

 

気まぐれに閉まっていることもあるという洞窟寺院。

私が行った日は中に入れました。

内部にも仏像をはじめとして、中華系の置物

ガネーシャの画など何でもありの内容でした。

洞窟内も寺扱いなので素足にならなければいけません。

だったらもう少しキレイにしていただきたいと常に思います。

タウンジーのB級洞窟寺、雑でいい感じでした。

山頂からの眺めも良いので晴れていたら是非。

 

この後、シャンヌードルが有名なお店に案内してもらいました。

つけ麺タイプで、自分でスープの量を調節できます。

スープは濃い味なので少しずつ加えていきました。

イカの皮の揚げ物を一緒に入れると美味しいと言われ、一個だけ挑戦。

ただ油っぽくなるだけなので、一個だけにしておきました。

やっぱり麺がもちもちで美味しい~。

高菜最高〜。

酸味がきいた鶏肉も柔らかくて◎。

 

さらに点心が有名なお店へ。

お目当てのあんまんは売切れだったので、プリンと豚まんにしました。

ローカル店で飲み物を頼むと

波波に注がれ、運ぶ途中に必ずこぼれます。

昔はもっと巨大だったという豚まん。

流行り出してからケチになったんだとか。どこも同じですね。

あぁーシャン州最高。美味しいもんいっぱい。

オーナーさんは昼は食べないらしく、食べているのは私だけ。

全てご馳走になり、最後はピックアップ乗り場まで送ってもらいました。

 

シャン州に来て、ほんとミャンマー飯の印象が変わりました。

マンダレーでもシャン料理の店を探して行ってます。

味付けが優しくて、種類が多いのが嬉しいわ~。

海外企業の進出が進み、マンダレーにもKFCやロッテリアができ

イオン製品を扱うお店でカップ焼きそばが買えたりします。

ローカル飯しかない生活は気が滅入ってくるけど

選択肢が多いと気持ちにゆとりを持ってローカル飯を楽しめますね。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



ミャンマー飯は不味い?この概念が覆った:シャン州」への4件のフィードバック

  1. コウ

    リメンバーイン、泊まりましたよ。朝食が選べて美味しかった記憶があります。カックーには行ったんですか?

    返信
    1. takako 投稿作成者

      コメントありがとうございます。
      リメンバーインの屋上での朝食は気分が良かったです(^o^)洋食に飢えていたのでパンケーキばかり頼んでました。
      カックーは行ってません(^_^;)

  2. 高野 テイリ

    watashi wa takano thiri desu. shan shu taunggyi de umaremashita . shan shu no tabemono wa nihonjin no kuchi to atte ureshii desu. ima nihon jin to kekkon shite tokyo de sunde imasu.

    返信
    1. takako 投稿作成者

      komento arigatou gozaimasu.
      oishii ryouri wo omoidasi,mata ikitai to omoimasu.

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