タートルアンや市内の寺にも珍があるよ:ヴィエンチャン

2017/12/17

今日は自転車を借りて近くのお寺を周ります。

歩いているとそこら中にお寺があり、一見普通。

キラキラと派手に重なった屋根、太鼓、僧房が道からたくさん見えます。

そんな中に面白いものが隠れているかもしれないので

探してみたいと思います。

 

本日レンタルしたのはママチャリ。

わざと日本語のシールが付いたままの自転車を選びました。

やっぱり日本産は乗り心地が良いのでね。

国際バスも市内を走るバスも日本からの援助物資でした。

さすがジャパンクオリティ長持ちです。

 

7年前に比べると車の数が増えたなぁと感じます。

すっごく静かな首都だったのに、だんだん騒がしくなり、欧米人観光客が増え

東南アジアの都市っぽくなってきちゃったなぁと。

しかしながらまだまだ自転車で走れる位のレベルだし

譲り合い運転もみられますし、私がのろのろ走っていても

クラクションを鳴らしてこない所が好きです。

 

市内から徒歩で行くには厳しい位置にある

タートルアンへ行ってみることにしました。

広場では皆アイスを食べていたので、つられ買い。

ありがちな素朴なシャリシャリ系のアイスでした。

入場料を払って門をくぐっても、仏塔の中には入れません。

華美な装飾はなくいたってシンプルな仏塔の周りを歩くのみです。

横の敷地に涅槃像が見えたので行ってみました。

優しいお顔のいたってシンプルな涅槃像。

まぁまぁシンプルな金ぴかは有難いけれど

面白味に欠けますね。

 

そんな時に、龍の手が目に留まりました。

魚を捕まえています。

このデザインは初めて見ました。

しかも両手(サイド)に持っているのもツボ。

 

調子が出てきたので、さらに

ひっそりとしたお堂へ行ってみましょう。

金ぴかに不釣り合いな水色部分が気になります。

やっぱり壁に面白い画が描かれていました。

下手な工作といった感じがいいですねぇ。

ペットが死んでしまったのでしょうか。

盛り上がりがあるので、絵というよりコンクリ細工タイプ。

仏教寺院には欠かせない恐竜。

ラオスの生活風景や、先日行ったジャール平原の様子もありました

これは…ジャール平原に住んでいた巨人でしょうか?

壺の中身が気になるシュールな親子も印象的でした。

これらは決して目立つ場所に作られているわけではなく

お堂の下部分にひっそりと描かれた小さな作品たちです。

ラオスの珍は遠慮がちに存在しているのですね。

 

こっちもさ、もっとアピールしてくればいいのに。

外から見るととてもシンプルな門。

くぐると、裏側に整然と並んだ龍が潜んでいました。

デザイン素敵なのにー。

裏側ですからね、いかんせん目立ちません。

ラオスの人々と同様、控えめです。

 

こちらのなんて、体を丸めて建物の方を向いちゃってます。

真正面から見るとこんなんで笑えました。

地味ですね。

 

ラオスは14世紀に王政による統一国家が誕生して以来

ベトナム、漢民族、クメール、ビルマなど自分たちよりも大きな民族に囲まれ

四方から重圧を受け続けてきました。

時には戦いを避ける為に相手を受け入れ、

長いものに巻かれる政策をとってきた国。

そんな控えめな国政がそのまま国民性に

更には珍にも現れている様でした。

 

そては戦没者慰霊塔であるパトゥーサイにも。

門の天井はモスクの様なデザインで

四隅にはひっそりこんなのが。

最後はメコン川沿いを気持ち良く走り、

珍探しサイクリング終了です。

派手なものはありません。

でも探せば何かあるという期待の高まった一日でした。

再訪時にはまたふらりとサイクリングに出かけようっと。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です