国営バスがこんな事になっている:バラコア-サンチアゴ間の実態

2016/1/30

元締めブラザーズより国営バスを選んだ私達。

Viazulは外国人用の長距離バスで、値段も外国人設定になっています。

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その分ノンストップで、荷物を安心して預けられるはずなのですがぁ・・・

地元市民の無料乗合タクシーと化されており、客の外国人は全員イライラ。

どういう事かというと・・・

 

空いた席にキューバ人が乗って来るのです、無料タクシー感覚で。

 

バスに乗ると前列から3シート程を、地元の人が陣取っていました。

正規の客(私ら外国人)を乗せるより前に、おばさん達が座っていたのです。

はじめは大して気にしていませんでしたが(客かもしれないし)大間違い。

「あ、私ここで降りるから~」っておばさんが降りていきました。

タダ乗りか!と。

 

それが、一人や二人ならまだしも、乗っては降りの繰り返し・・・

乗りたい人を全員拾っていくのです。

その度に大声で挨拶、握手、談笑が運転手と交わされます。

 

拾うだけでなく、知り合いを発見すると「あ、友達だわ。少し停めて。」とバスを停めさせ

「きゃー!久しぶり~」とハグして長い話が始まり、その間バスは動きません。

 

「ちょっとバナナ欲しいから、あの露店で停めてちょうだい。」

「みかん買うの忘れてたわ、あそこで停まってね。」

「おれ、タバコ切れてたんだった。」

「喉乾いたなー、飲み物欲しいんだけど。」

もう嫌がらせとしか思えないほど、何度も何度も買い物したがるんです。

 

フルーツを山ほど買い込んだおばさん「荷物が増えたから、トランクを開けてちょうだい。」

道の真ん中で、私たちの荷物が入ったトランクが開けられパーパーの状態になってるし。

 

そして外国人から金をせびろうとする姿勢だけは崩しません。

民家の前に停まり「ここでトイレ貸してるぞ、1CUCだ。行きたい人は行くといい。」

という停車も織り交ぜてきます。

 

物売りも乗り込んできますよ、ミニバナナ(0.2CUCで買える)を1CUCで。

ご婦人が買おうとして3CUC出すと「お釣りはない」と持ち逃げしようとする始末。

もう、やりたい放題です。

 

何回停まるんじゃ・・・いい加減にしろよ。

イライライライラ・・・

停まる度にストレスが溜まっていき、私ら正規の客は全員超不機嫌。

かわいいお姉さん達も、品の良いご婦人も、喫煙カップルも超不機嫌。

 

この状況を「これがキューバスタイルだからね。」なんて笑顔でいれる人は

一緒に乗った正規の客の中にはいませんでした。

 

最悪だったのはここまでです。

サンチアゴからは徐々に気持ちが盛り上がってきましたよ。

都会っていいな、物資があるっていいな♪と。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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