観光客向けの物よりモネダ菓子に救われる:トリニダー

2016/2/3-5

ロス・インヘニオス渓谷行の観光列車にも、外国人用のレストランにも疲れ果てました。

やっぱり「観光客はこちら」みたいな世界遺産都市は好きになれませんが、

一応蒸気機関車には乗ってみました。

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トリニダー駅とイスナガ駅間に観光用蒸気機関車が、1日1本走っています。

 

9時半にトリニダーを出て、サトウキビ畑で働く奴隷の見張り塔があった場所と、

レストランのある場所とに停車しながら、15時位に戻って来ます。

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この列車はかつてサトウキビを運んでいたもので、20世紀初頭アメリカで作られたもの。

キーキー音を立てながら、ガタガタ揺れながら進みます。

あー、写真は文句なしに美しいですね。

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終点より先には電車は来ないので、スタンドバイミーごっこをしましたが、

上げた腕が弱々しいですね、正に私の微妙な気持ちと体調の現れです。

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トリニダーには外国人が多いので、まぁ食べれるレベルの食事は存在しますが

「塩は自分でかけるから、味を付けないで下さい。」と頼まないと

とんでもなく塩辛いだけの料理が出てきます。

楽しみにしていたランゴスタも、生臭くて塩辛いだけの状態で出てきてがっかり。

 

自分で調理するから、食材だけくれよ!と何度キューバで思った事か。

食べたい物がなく、朝パンとフルーツしか食べない日がまだ続いていました。

 

そんな私を救ってくれたのは「モネダ菓子」

さすが砂糖は豊富な国なので、お菓子はモネダ価格で美味しいのです。

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食中毒になってからは、ひたすら味の無いものを探し求め

たどり着いたのがベーカリーで売っているただのパン。

それにお菓子をジャム代わりとして挟むスタイルを編み出しました。

 

焼きたての味の無いパンは美味しいのに、何故サンドイッチになった途端

こんな有様になってしまうのか。

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変に油の付いた鉄板で焼いたり、マーガリンや人工的な赤いソースをかけるからダメになるのね。

 

パンにお菓子を挟むという発想、これは我ながら素晴らしい発見で

険しい顔で食事をしている外国人全員に教えて回りたい程でした。

味の濃い蒸ケーキや、ナッツバー、砂糖菓子を挟んでもいけますよ。

 

もうひとつ「モネダジュース」

フレッシュジュースは1~3モネダで美味しく、外れがありません。

こういうジュースをレストランで出せばいいのに・・・

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メニューを見て何のジュースか分からなくても、とりあえず「フーゴ(ジュース)」と頼んでも大丈夫です。

ナチュラルと表記の無い場合、甘いだけの人工着色料入水が出てくる可能性もありますが

それはそれで、チューペットみたいでなつかしかったです。

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ピーナ・コラーダ(パイン味のスムージー)もおススメ。

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店頭にミキサーを見かけたら、これがある可能性が高いです。

パイン味の原液+水+氷をミキサーにかけ、練乳とシナモンパウダーをかけていただきます。

この水や氷は水道水かもしれない懸念はありますが、私はこれでお腹を壊しませんでした。

冷たくて美味しいので、町歩きに疲れた時に飲みたくなる一品です。

 

高くて塩辛いだけのCUC飯でストレス溜めるより、モネダ飯を工夫して食べた方が美味しくて安上がり。

観光エリア(プラザ・マヨール)付近にモネダ屋は皆無ですが、トレン駅の方に歩いていくとぽつぽつ見かけます。

 

CUCからモネダへの両替を追加する程、予想よりもモネダ屋に助けられました。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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