曹操が拠点を置いた天湯山は霧の中 :勉県

2017/11/6 1元=17円

漢中から勉県までのバスは頻発していて

漢中汽车站から約1時間に1本。(10元)

道端にもたくさん小型バスが停まり客引きをしています。

漢中汽车站まで歩くのが面倒で、その辺に停まっていたバスに乗車し

約1時間で勉県へ到着しました。

 

その辺に停まっていたバスに乗った為か

狙っていた勉县汽车站ではなく道端で下ろされてしまいました。

横着しちゃダメですね。

 

到着した次の日は月曜日。

お目当ての武候祠へ行って閉まっていても嫌なので、徒歩で天湯山へ行ってみました。

曹操が軍営を置いた場所です。

結論から言うと怖かっただけでした。

というのも、ねっとり霧がかった重苦しい天気だったから。

孔明像も何だか不気味に見えてきます。

解放北路を北上していき、踏切を超えると景色が一変。

周りが畑になり、農作業を行う人がちらほらいるのみ。

おお・・・いい感じの田舎の風景だなぁと感じるも一瞬。

こういう田舎道で怖いのが、犬!!!

行き帰りで10匹以上に遭遇し、飼い犬らしきヤツに吠えられ

野良犬らしきヤツにちらちら見られ超怖かったです。

旅順で噛まれてるから余計にビビってしまいます。

 

道中に廃墟はあるし、全然人いないし、怖いよー。

そんな怖い思いをして、一時間近く歩いて

やっと見えてきたのがコレです。

何コレ?!こんだけ? はい。これだけです。

壁には少しだけ三国志にちなんだ場面が描かれているのみ。

劉備が漢中王を名乗り調子こいてるとこ(多分)

山に塔があるらしいのですが、この霧ではどうにもなりません。

やばいでしょ、全く前に進む気がせず退散。

晴れていれば、曹操がここで様々な考えを巡らせたのかぁ

なんてしみじみ感じられたかもしれません。

こんな所に行こうとする奇特な方へ。

徒歩は避けた方が無難かと思います。怖いです。

 

一方、田舎の良い所もあります。

交通量が少なく突っ込み方も少しだけ控えめだし

民宿探しの際も穏やかなフロントの方が多かった印象があります。

「うちは外国人ダメだけど、この先の三国ホテルなら大丈夫よ」って情報くれたり。

バスの乗り降りもゆっくりだし、ドライバーさんが行き先をちゃんと聞いてくれて驚き。

都会の一刻も早くバスを出発させるが勝ちという勢いが無い点がいい。

 

明日は霧が晴れてくれるといいなと願いながら

先日までのホテルとは一変した安宿で眠りにつきました。

 

~勉県の招待所情報~

勉县汽车站前の何营招待所。

コンビニの中を突っ切り宿は二階です。

ここのおじいさん、他の宿主とは比べ物にならない位愛想が良かったです。

値切ってもないのに、バストイレ付80→60元にしてくれ

wifiあり、お湯もちゃんと出て、新しい薄っぺらなタオル付。

便器穴の存在感が凄くて一瞬怯むも、即決しました。

いやぁそれ以上に、共有トイレは恐ろしく暗く汚く使えそうもなかったので

バストイレ付の部屋が空いてて良かったです。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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