頬を引っ叩き棒で打つ警官:痴漢を警察へ引渡した話

2018/2/11

ムンバイのフォート地区(観光地)で痴漢に遭い

近くにいた警備員さんに助けを求めたら

ギャラリーが増え警察を呼ぶ大事になりました。

彼らの連携は素早く、誠意のあるものでしたが

犯人を公衆の面前で引っ叩きののしる様子は

日本ではあり得ない光景で驚きました。

 

フォート地区は英国植民地時代の建物が多く残る地区で

ムンバイでは一番の観光地といえる場所です。

 

インド門とタージマハルホテルからの帰り道、

鉄道駅へ向かう途中で変質者に追いかけられました。

真昼間午後2時です。

 

「ハロー」と一人の痩せた男が近づいて来ました。

汚い風貌だなと思って完全に無視していたら

握手を求められ、厄介払いだと思い握手だけ応じました。

 

しかし、全然厄介払いにならず

「こっちに来い」みたいなことを言いながら私の周りをウロウロ。

 

「道案内なんて頼んでねーし、あっち行ってよ」と言っても

ずーっと後を付けて来て、次の行動に移ります。

 

手を自分の唇と、私の腕や胸の付近を行き来させ

キスしたい風なアピールをしてきます。

 

さすがに気持ち悪くて走って逃げると

しつこく追いかけて来てお尻を触ってきました。

 

「ちょっと!!!気持ちわりーんだよ、あっち行け。くそ!」と

インド人を見習って、大声を出してみました。

しかしなお男は「俺は触ってない」というジェスチャーをしながら

しつこく後を付けてきます。

しつこいっつーの。

 

何だよ、くそー、気持ちわりー。

けっこう大声で抵抗してるんだけど、周りの人達は見守るのみ。

 

そこに警備員らしい制服を着た男性を二人発見!!

彼らの元に駆け寄り、助けを求めました。

「こいつがずっと後を付けて来て、お尻触ってくるんです!!」

「OK、マダム。落ち着いて」

「ちょっとお前、そこに座れ」

「今から警察を呼ぶから、マダムもちょっと待ってくれるかな?」

「いやいや、ただ私に付いてこない様に見張っててくれればいいから」

・・・

あーーー、もう電話してる。

 

すると先程まで知らん顔をしていた人達の中から、数名の女性が

「この男が彼女の後を付けているのを見たわ」

「そうだ、彼女はあっちから逃げて来たんだよ」

「やってないなんて、彼は嘘を言っているわ」

と、状況を警察官に伝える為に一緒に待ってくれました。

なんて心強いんだ。

 

まず二人の男性警官が数分と待たずにやって来ました。

 

通報した警備員から事情を聞くや否や

ぱーーーん!!!と変質者を平手打ち。

「貴様の様なヤツがインドのイメージを悪くしてんだ」

更にパン!パン!!と引っ叩きながら

「分かってんのか? ああーー?」みたいな事言ってました。

言葉は完全に私の妄想ですが。

更には持っていた警棒で足をバシ!!とひと叩き。

変質者は両手を合わせてお願いポーズをしながら泣き

「俺はやってない」としきりに訴えていました。

 

これだけ派手に警察が出てくるとギャラリーも増えてきます。

そんな公衆の面前でバシバシ引っ叩き罵るのには驚きました。

 

その後、約10分程してパトカーが到着。

 

女性警官も「ぐずぐずしてんじゃないわよ、早く車に乗りなさい!」って

めっちゃ言い方きついし。

頼りになるわぁ。

 

インドは痴漢が多いです。

私もこれで三回目。

※関連記事 → 一喜一憂!痴漢もいれば親切な人もいる

一人旅の女性と話をすると必ず痴漢の話になります。

様々なタイプの嫌がらせがあるんだなーと。

 

よくあるのが股間を体に押付けてくるパタン

ぽん!とすれ違いざまに軽くタッチしてくる奴

胸の周りを触ってきて「乳首は触ってないぜ」アピール

うわぁぁうぜーーーー!

バスで隣に座ったヤツが「君にもたれかかってもいいかい?」

「インド人のセックスはすごいぞ!」と猛アピール

ヒンズー教寺院のリンガの周りで「これ何か知ってる?」とか

言いながら腰振ってくる奴 等々。

 

手を変え品を変え、場所を変え、よくもまぁ・・・

様々なセクハラ行為、セクハラ発言を思いつくもんだ。

 

さて、警察署に到着しました。

男が奥の部屋に連行されて、私は女性警官から事情聴取を受けました。

奥では時折バシ!という叩く音が聞こえてきます。

 

パスポートを持ち合わせていなかったので、ホテルのカードと

自分の名前、年齢、電話番号を自己申告しました。

「さぁ、何があったか話して下さい」

ジェスチャーを加えながら順を追って話し終えて最後の質問。

「あの男がやったのね、間違いないわね」

「はい、あの男です」

「OK、もう帰っていいわ。ホテルのカードを出しなさい」

まさかホテルまで送迎でもあるんか・・・?

そんな訳ないわな・・・

 

警官がタクシーを呼びとめました。

カードを見せて「ここのホテルまで」と言いかけたので

「いやいや、電車で帰るからいいって!!」

「そうか、じゃあ列車の駅まで頼む」

じーざす。

ものの1分で駅に到着・・・・25ルピー。

こんな短距離をタクシー移動したのは初めてでした。

過保護過ぎじゃありませんか。

 

とりあえず、疲れました。

性犯罪の多いインド、これまたインドの闇だなぁと。

そして犯罪者を袋叩きにしたっていうニュースも思い出しました。

レイプ犯を裸にして、村人全員で殴る蹴るめちゃくちゃやったって話。

警官たちの態度を見ていると、これもあるなぁと実感。

 

日本で手に入る情報はプロパガンダに満ちているけど

インドに関しては「本当だったんだ」と思うことが多いなぁ。

 

これから向かうバラナシは、更に痴漢や誘ってくる輩が多い街の様です。

どうか、私のことは放っておいていただきたいわ。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



頬を引っ叩き棒で打つ警官:痴漢を警察へ引渡した話」への2件のフィードバック

  1. arayanda

    痴漢奮戦記面白かった!タシケンントでお聞きした話はこれだったんですね。実名でオープンにするのは憚れるので今回からarayandaにします。「あらやんだ」は東北弁で「あら 嫌だ」という意味で、英訳すればoh noになります。クレカの紛失や現地通貨の多額引き出しなど色々あったようですが、今後の教訓にして楽しい旅をお続け下さい。グダンスクは第2次大戦の発祥の地で記念公園もあります。可能であればカリーニングラード経由でリトアニアのクライペダに至るのも面白いかも知れません。(ロシアのVisa必要)

    返信
    1. takako 投稿作成者

      あらやんだ さん

      コメントありがとうございます。
      高額引き出しによって不正利用が疑われ
      このカードまで止まってしまったら(ToT)と思うと不安です。
      さすがにクレカ1枚で旅するのは怖いので。

      ロシアビザは日本でしか取れないので、推奨ルートは無理ですねぇ。
      またオススメの場所、食べ物などあれば教えて下さいね。

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