ミソフォニアだ!やっぱり最悪だった夜行列車:勉県から成都

2017/11/7-8 1元=17円

中国では避けていた長時間の移動。

勉県には空港も長距離バスもなく、もう夜行列車に乗るしかありません。

結果やっぱり最悪でした。

本来移動してる時が一番「旅してる感」に浸れて好きなのですが

この移動はかなりイライラが募りました。

 

勉県の列車駅は田んぼの中にぽっつーんとあります。

静まり返っていますね。

列車が発着する時間だけ開けるパターンで

一度昼過ぎに来て出直しくらいました。

はぁ乗りたくないな。

こんなにも移動が嫌で憂鬱なのって珍しいです。

病気かしら。

 

この路線で一番いい席「軟座」は一室4ベッドの個室です。

 

恐る恐る部屋のドアを開けると、既に床には食べ物が散らかり

兄ちゃんが座っていてベッドが荒らされていました。

この時点で溜息、っはぁ・・・。

 

同室にはおっさんとカップル。

問題はこのおっさんです。

私がスーツケースをベッドの下に入れようとしていると

足で私のスーツケースを押してきたのです!

これは親切なのでしょうか、手伝ったという事なのでしょうか、足で。

汚っない靴下で押されて、超気分悪かった・・・

 

予想通り鼾は破壊的にうるさいし、早朝からはタン吐きの嵐。

イヤホンからの音楽を突き破り、私を不快の底へ突き落とす音の連続。

ぐわーーー、ごぐぐーーー ぺっ。

そんなによく吐けるな、おい。

 

こんなに不快なら外の連結部分で立っていた方がマシ。

なんならトイレの中にいた方がマシ。

それを試みるも、駅員さんが数名で見張っていて

座席号車以外の車両に行こうとすると止められるのです。

 

こんなおっさんと同空間で8時間半も過ごさなあかんの?

イライライライラ・・・・。

様々な移動をしてきましたが、これはトップクラスでした。

やっぱり中国の夜行列車なんか大嫌いだ。

 

前から自分で気になっていたのですが

私はどうしてこんなに他人の立てる音が許せないんだろう?

神経質ってだけでは済まされない様な気がします。

不快なあまり、音を止めさせる為に殺意が芽生える事もしばしば。

心の中はこんな感じですもん。

検索ワード:いびき クチャクチャ 許せない

グーグル先生に聞いてみましょ。

 

ほうほう、おおー。

これだ!!!正にこれだ!!

ミソフォニア症

特定の音に対して極度の嫌悪を感じ、社会生活が送れなくなることもあるんだって。

音の大きさは関係ない、ふむふむその通りだ。

 

知りませんでした。こんな症状名があるなんて。

何でもかんでも〇〇症だの、〇〇症候群だの病名付けるんじゃない派だったのに

あっさり手のひらを返して肯定側に付きますよ。

だよね、嫌だよね、気持ち悪いよね、私だけじゃなかったんだという気持ちで。

 

クチャクチャ音を立てて食べる、あくび、爪を切る音も超不快。

何でそんなに音ばかり立てるの?

もっと静かに生活できないの?

特に男性の立てる音がダメで、極度の嫌悪感を覚えるんですよね。

 

っていうか、みんなも嫌でしょ?

やーでも・・・

そんなクチャラーでも家族いるし、彼女いるし。

やっぱり〇〇症というだけあって、気にしない方が大多数なのかしら。

 

脳科学の研究が進めば、こういうタイプの人の脳内で何が起こっているか分かるはず。

私が誰かを殺める前に何とか解明していただきたい。

ミソフォニアの人、生きるの大変なんですよ。

 

そんな一睡もできなかった夜行列車の移動で

一つだけ微笑ましかったことがありました。

切符切りで切符を切られたこと。

やっぱり切符切りってこの形なんだーって懐かしかったです。

何十年ぶりでしょうか?自動改札機ができてから一回もないですから。

 

ストレスを最大限に溜め込んだ私を乗せた列車はオンタイムに成都着。

早朝で真っ暗なのに、皆さん朝がお早いですね。

駅前は人が多いですし、あまり危険な感じはしなかったので

早朝から運行している市バスで宿へ向かいました。

 

即チェックインできて、昼まで寝れたので少し気分が落ち着きました。

とりあえず洗濯して、今日はゆっくり休もうっと。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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