リトアニアのKGB博物館を比較:ヴィリニュス/カウナス

2018/6/9_13

リトアニアには、ヴィリニュスとカウナスにKGB関連の博物館があります。

ビリニュスのジェノサイド犠牲者博物館。

カウナスの第九要塞博物館。

どちらも実際に使われていた施設を利用した博物館で

当時の雰囲気、空気をひんやり味わうことができます。

 

まずはビリニュスから行ってみましょう。

こちらの見どころは当時の様子がうかがえる地下。

ここへ連れて来られた囚人がまず通される部屋。

個人的な妄想では、ジョージオーウェルの1984年に登場する

オブライエンみたいな人が座っている画が浮かびました。

一見穏やかでインテリ風、微笑みは優しく冷淡で

キッチリ職務をこなすみたいな。

そして写真撮影が行われます。

観光客が多かったので、あまりひやりとする事はありませんでした。

さて色々な懲罰室を見ていきましょう。

窓の無い狭い独房。

一面に氷水を張り、囚人を真ん中の小さな台に立たせます。

ぎりぎり両足が乗らない大きさなので、

囚人は片足立ち→バランスを崩して氷水の中へ落ちる仕組みの拷問。

地下室の中で一番の防音壁を誇るこの部屋。

服を囚人に着せ、縛り上げたり、変な方向に曲げたりする拷問ですね。

叫び声が痛烈だったことが想像できます。

↑このオーブ↑肉眼でもハッキリ見え、

床の上を奥へ手前へと揺れていました。

なかなか服にピントが合わない現象も起きてました。

霊の存在を否定する人にとっては、だたの光の加減でしょうか。

 

私はどんな思想、政治信念であっても

強く実行する人には尊敬の念を抱いています。

収容されていた政治犯とされる反政府派の人達も

党の人間も、意思や信念があったのでしょう。

後々の人間が善悪を判断するのは違うと思います。

固く閉ざされた扉は現在でも不気味に感じられました。

囚人が一日に数十分ぐるぐる走らされた屋外スペースや

二階、三階には写真を使った展示もありボリュームがありました。

 

一方カウナスの第九要塞博物館には拷問系の展示はありません。

まず打ちっぱなしの建物からひんやりした雰囲気が漂います。

展示物は全体的にパネルが多めでした。

チケットブースのある建物内は、え?これだけ?と

不完全燃焼かと思いきや、先に別の建物があるとのこと。

 

敷地内の奥にあるのが実際に使用されていた施設です。

壁と有刺鉄線、更に裏には堀もありました。

このコンクリの建物・・・

中がめちゃくちゃ寒いんです!!

ひんやり通り越して寒かったです。

パーカー持って行って良かったぁ、いや

フリースでもいい位の冷え方でした。

 

廊下にずらりと並ぶストーブが印象的でした。

さすがに囚人部屋にもストーブはあったみたいですね。

初夏でこの寒さですから、冬なんて想像しただけで恐ろしい。

こんな寒い施設内でで更に寒いのが懲罰室。

階段の下にある小さな部屋。

誰かが通る度にギシギシ階段が鳴ってうるさいという独房。

そして更に、最も恐れられていたWETTING ROOM。

雨水や雪解け水が壁から染みて来る極寒部屋です。

一階はこんな感じで当時の様子が見られ、

二階は部屋毎にテーマが分かれた展示となっています。

その中に杉原千畝の部屋がありました。

あとはお決まりのヒトラーでしょ。

博物館自体が徐々に増築されているみたいで

比較的新しいキレイな部分もありました。

武器庫に居たジオラマ。

人形って地味にビビる。

 

旧市街の石畳とかカフェ、教会より何倍も興味深い施設です。

拷問系の地下室が見たいならヴィリニュス。

寒さを体験したいならカウナスかな。

いや、歴史に興味のある方はどっちも行って下さい。

そしてゾッとしてみて下さい。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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