宿や観光関連もインフレの影響大!:ウシュアイア

2016/11/2 1ALP=7円

エルカラファテから飛行機でひとっ飛び

世界最南端の街ウシュアイアへやってきました。

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観光はビーグル水道クルーズとフエゴ国立公園くらいですが

最南端という響きに惹かれたのと天気待ちを含め7泊します。

街は落ち着いた雰囲気で、時間はゆっくりと過ぎていきます。

 

木で造られた温もりを感じる空港から街へは

メータータクシーで約20分、125ALP。

 

インフレの進むアルゼンチン。

物価は2年前の約2倍です。

あまりケチケチちまちました事を言いたくないのですが、

かなりアルゼンチンの物価上昇には驚いています。

特にウシュアイアには驚いているので書きます。

 

観光客向けのバスや入場料も軒並み上昇の一途をたどっています。

ウシュアイアの主な博物館や観光施設の現在の入場料はこちら。

※下記「らしい」表記の施設・ツアーには行ってません。

・世界の果て博物館 2館共通券130ALP

10分足らずで見学終了してしまうらしい。

 

・元監獄博物館 300ALP

蝋人形が飾ってあるだけらしい。

 

・ペンギン島に上陸するツアー(4h)2,140ALP

オタリアや鳥の島には寄らずペンギンだけ、しかもこの季節ペンギン少ないらしい。

 

・オタリアとペンギン観察クルーズ 1,370~2,040ALP

島に立ち寄りながら動物を船上から観察します。

行きフェリー・帰りバスでフラッグツリーに立ち寄ると説明され

参加したのですが、往復フェリーで木は見れませんでした。

 

・フエゴ国立公園 バス往復400ALP、入園料210ALP

バスの乗車時間片道たった45分ですよ、参ります。

 

・ヤマナ博物館 跡形もありませんでした。

 

宿も然りで、スゴイ事になってました。

目星を付けていたホステルに値段を聞いた答え。

・El Refugio del Mochilero

6人ドミ 300ALP(朝食付)、1部屋2ベッド(朝食付)1部屋850ALP

連泊で10%引の交渉にも応じてくれ、スタッフの感じも良かったです。

 

・Hostel Cruz Del Sur

6人ドミ 345ALP、価格交渉不可

 

・Los Lupinos Hostel

6人ドミ 330ALP、価格交渉不可

 

・Posada del Pinguino

ドミはフルで情報なし、ツイン800~1,000ALP、価格交渉不可

 

・イルダおばさんの家

4人ドミ 300ALP

ちょっと動物臭が漂っていて微妙でした。(カラファテのAMELよりは全然マシですけども)

ゲストが一人も居なかったせいでしょうか、

連泊したり複数人で利用すれば280ALPにすると引き止められました。

パンやご飯も必要なら出すよ、お湯も熱いよ等の

営業トークを断るのは少し心が痛みました。

 

最終的に決めたのはココ。

・Lo de Momo

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言い値は270ALP、バイト君がボスのモモに電話して250ALP

最終モモに直接交渉し7泊するからという事で230ALPになりました。

米ドル支払い可。

 

4人ドミが4部屋とコンテナ式部屋あり。

バスルームは男女別、キッチンは広く調味料あり。

スタッフはスペイン語のみですが親切で気さくな人ばかり。

洗濯OKだし、洗濯機は1回50ALPで使えます。

床暖房でバスルームの床があったかいのが嬉しい(>ω<)

 

ただ、スタッフが不在な事が多いです。

チェックインの日もスタッフが来るまで1時間位外で待ちました。

宿の庭が地元民のショートカット道になっていて人がよく通り抜ける為

常に部屋には鍵をかけておきました。

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それらを差し引いても、清潔で居心地が良いのでオススメです。

 

そんな「高い」を連発しちゃうアルゼンチンで

初めて「やすーーい」物を見つけました。

免税店の煙草。

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マルボロ1カートン300ALP=20USD。

買いですよね、これは。これだけは。

 

ウシュアイアは特別免税地区なので免税店がたくさんあります。

米ドル、ユーロ、チリペソが使え、両替するよりお得です。

両替屋で両替すると、100USD→1450ALP。

直接支払した場合は、レート15(店によっては15.5)で計算され

1500ALP(以上)扱いになります。

 

ATMで引き下ろそうにも、限度額が低く1,000ALP設定の銀行が多く

良くてカラファテのパタゴニア銀行の上限2,000ALPが最高かと。

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一回の引出手数料は92ALPと激高なので、

外貨が使える所では外貨支払いがオススメです。

 

どうなってしまうのでしょうか、アルゼンチン。

普通に暮らしている人々の生活が苦しくなっているのは確実です。

観光客は「高い高い」と騒ぐだけで済みますが、住んでる人達は本当に大変です。

 

宿泊していたLo De Momoは、短期旅行者ではなく

出稼ぎに来ているアルゼンチン人が多かったです。

サルタから彼氏と一緒に仕事を求めてやって来た女性は、

「ウシュアイアの夏は観光客向けの仕事が多くあるでしょ。

レストランやホテルの仕事を探している最中なの。

地元では仕事がないのよ・・・」と、深刻そうでした。

他にも登山用品店・ウエイターとして働いている若い男性が2人いました。

こんな物価の高い場所へ来てでも仕事を探さなければならないという

彼らの現状を目の当たりにしました。

 

「私は世界一周中なの。」なんて絶対に言えません。

 

パタゴニア地方で出会った人達は皆穏やかで静かな印象を受けました。

日本で自分がそんな状態だったら、観光客にそんなに優しくできるだろうか?

自分の事だけで精一杯になっているのではないか?

そう思うと、ここで出会った人達の人柄の良さを感じます。

この人達が生活に困るのは嫌だな、お金で変わってしまうのは嫌だな

変わらずにいて欲しいなと思います。

観光客の勝手な願望ですけどね、ほんとそう思います。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



宿や観光関連もインフレの影響大!:ウシュアイア」への2件のフィードバック

  1. あいこ

    高かったね
    ウシュアイア( ;∀;)

    人だけやなくて犬もショートカットしてたね笑
    犬のお兄さんも出稼ぎ?

    返信
    1. takako 投稿作成者

      あいこちゃん

      ウシュアイアのお陰で欧州が特別高く感じなかったよ。
      結局、外食は一度もせず地味にソーセージ焼いてました。

      プレハブ小屋も実は客室だったのに驚きました!!
      結構大規模にホステルやってらっしゃる様ですよ、モモ(笑)

      犬の兄さんとはその後会いませんでした。
      出稼ぎカップル(彼女)とよく話してました。
      ちゃんと仕事が見つかるといいなぁ、まじ大変だよアルゼンチン。

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