ブッ飛んだ都市伝説も日本軍の扱いも気になる:KL近郊ブルーモスク

2017/2/9 1RM=25.5円

チェンマイからマリンドエアーでひとっ飛び

クアラルンプールへやってきました。

公共交通機関で働く人は基本不親切で、

中華街の飯は美味く、一人で来たと言うと褒められるかナンパ、

相変わらずのクアラルンプールです。

 

イスラム教徒のマレー人、ヒンズー教徒のインド人、

仏教徒の中国人が共存するマレーシア。

ヒンズー寺院は入りにくいから行きませんけど、

モスクは異教徒の見学OKの所もあるので

KL郊外シャーアラムにあるブルーモスクへ行ってみました。

 

KLセントラルから電車でも行けますが、

シャーアラム駅からブルーモスクまで歩くのはキツイそう。

ただでさえ蒸し暑くて死にそうで、顔汗がヤバいですもん。

 

パサール・スニのバスターミナルB乗り場から750番のバスで

シャーアラムまで行く事ができ(3RM)

バス停からならブルーモスクまで歩けます。

パサール・スニのバスターミナルには一応「案内所」があります。

立派なブースですよ。

しかし係員は最低でした。

ゲームしながら「知らん。」だって。

雇用対策でどうにもならん人を雇っているという噂は本当の様です。

自分で探しますから結構。

Shah Alamって書いてあるバスを探せばいいんでしょ。

この役立たずじじいが!!

 

ブルーモスクは見学時間が決まっていて、12:00~14:00は入れません。

正午過ぎにシャーアラムに着いてしまったので

近くのスルタン博物館や、イスラムギャラリーでお勉強しつつ

14時になるのを待ちました。

 

スルタン博物館は、工事中の部分もありけっこう適当。

歴史パネルと、少々のジオラマ、無造作にホルマリン漬け等が展示されていました。

まぁ、無料なので文句は言えません。

ゆるいクーラーが効いているので時間つぶしには最適。

 

唯一興味があるのは、日本軍に関するコーナー。

その国が日本軍をどう扱っているのか気になる所です。

 

我が方は大東亜独立の為に、アジア人の戦友として白人と戦ったのであり

「攻める」「攻撃」「侵略」という単語は間違いです。

そんでもって白人が植民地支配しに船でやって来た表現は

「ランド」だったりね、違うだろ!!!って思う事は多々あります。

 

さて、この博物館はどうでしょうか。

ほう。日本軍がどーした等の明記はなく

イギリス人から日本人に力が移行した感じで説明されていました。

また、これによってイギリス人とマレー人高官との汚職政治が一掃され

日本軍ウエルカムモードになった事や

「アジア人の為のアジア」というスローガンもきちんと紹介されていました。

敗戦が決まった時、自害した日本兵が持っていた刀なんて

もー泣いちゃいます。

また、イギリス軍はマレー半島内の共産主義者に武器を渡し、

日本軍と戦うよう仕向けていました。

終戦後、イギリスにあっさり見限られた共産主義者達が

その武器を元に抵抗を続けた事など、白人贔屓目でなく書かれており

読んでいて好感の持てる内容でした。

 

「我らは明日から君たちに矛先を向けねばならぬかもしれん。」

日本軍は太平洋の海戦には負けたけど、大東亜では勝っていましたから。

それが敗戦で立場逆転、白人たちが戻って来やがった。

命令とあれば白人側に付かねばなりません。

あぁ、とんでもなく真面目気質な日本人。

そうして自害した者、殺せとアジア人同志に訴えた者、

そのままその地に残った者など、日本兵たちの意思の強さに脱帽です。

あ、これはただの蘊蓄です。

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

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マレーシアも一個人までにフォーカスはしていません。

佐藤守氏の語っていた内容を思い出しただけです。

 

時間つぶしの為に寄った博物館で、予想外に熱くなってしまいました。

 

ブルーモスクは東南アジアでは、ジャカルタに次いで

二番目に大きな規模を誇るモスクです。

モスク正面にギャラリーがあり、イスラム教について色々教えてくれます。

アッラー一神教、お祈り、ラマダン、喜捨、メッカ巡礼の

5つが最も大切とされるイスラムの信仰行為。

これらを軸として、普段実践している事を丁寧に説明して下さいました。

 

イスラム国の話題にも触れました。

「テロを企てている集団は、我々とは全く関係ない。アッラーの教えとは真反対の事をやっている。」

「何で、イスラム国なんて名乗るのでしょうね?」

「イスラムという表現がされている事に関しては、政治や金・イルミナティ・複雑な問題が絡み合って説明ができない。」

でしょうね。

私はイルミナティに関する都市伝説を、単なる都市伝説だとは思っていません。

小学生の頃から考えていた事、私達は何等かの実験動物なのではないか?

虫かごの中の虫を見てそう考えていました。

それって、あながち子供の妄想でもないのかなぁと。

 

モスク内も係員の方と一緒に見学、撮影が可能です。

モスクではアラビア語、日本語等も勉強できるそうで、

この案内人の方はカタコトの日本語が話せました。

ドームの内側には木が使われていて、温かい印象です。

光が入ると大変美しい空間が広がります。

涼やかに見えるでしょう・・・

しかしヒジャブとローブを着ている為、蒸し蒸しです。

想像以上に丁寧な説明で、勉強になりました。

 

最後に、他宗教についてどう思っているのか聞いてみました。

係員の女性は「全てはアッラーが決めた事だから」と。

 

他宗教者の全員がここに来るわけではないでしょう。

アッラーがあなたを選んだから、今ここに来ています。

そしてイスラムについて知る機会を得たと考えます。

アッラーは全てを知っているので、他宗教の事も知っています。

その上で、フレンドリーに接する様に教えられています。

 

なるほど。

押しつけがましくないのがいいですね。

全てを運命として受け入れることができるのなら、

それはそれで大変シンプルに生きていけそうです。

 

話があちこちに飛びすぎ?

帰りのバスの中でこんなとりとめのない事を考えた、という話でした。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



ブッ飛んだ都市伝説も日本軍の扱いも気になる:KL近郊ブルーモスク」への2件のフィードバック

  1. あいこ

    ブルーモスクさわやか!
    暑い地域だから一層さわやか
    イスラムについて思うのは、なぜそこまで熱心になれる人が多いのかに尽きるわ

    返信
    1. takako 投稿作成者

      あいこちゃん

      「お祈り中はアッラーと一つになれるし、断食は体の中をキレイにする効果があるのよ。
      メッカ巡礼の際には皆同じ格好で行くの、アッラーの前では地位も貧富の差も無いから。」
      確かに、何故そこまで信仰できるの?って私も思いました。

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