酷いドライバーに遭遇!現地民からぼったくるのは無しだろ!

2016/6/14‐15

ラパスから日帰りで行ける観光スポット

「ティワナク遺跡」と「月の谷」へ遊びに行きました。

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入場料やバス料金を、外人から多く取るのはよくある事。

まぁいい、それは。

でもさ、地元の人からもぼったくるってのはどうよ?

 

 icon-arrow-circle-right ティワナク遺跡 行き方

セメンテリオから、ティワナク方面のバスが出ています。

Av.Baptistaには市内行きが横行していてるので、その北1〜2ブロック入ります。

大きな荷物を抱えた人達がおり、長距離移動っぽさが漂っています。

標識なんてありませんから、この辺りで聞くしかありません。

 

「この角で待ちな。」と教えてもらった角には、既に現地の人達がたくさんいました。

ミニバスは運転手を含め15人しか乗れません 。

席が埋まるとそれ以上は乗せないという、ボリビアスタイル。

決してぎゅうぎゅう詰めにはしないのです。

 

それらしきバスがやって来ると、現地の人は猛ダッシュ。

気迫に押され、早い者勝ち勝負に負けました。

 

バスに駆け付けると、おばちゃん達が何やら騒いでいます。

「ふざけんじゃないわよ、30ボリですって?倍値じゃない。」

「そんなに遠くないんだから、普通15ボリでしょ。」

「じゅうご!15!」

 

猛抗議を余所に、ドライバーは一歩も引きません。

「嫌なら、乗らなくてもいいんだぜ。」

待っていた人数が多いから、倍値でもイケると踏んだようです。

 

この価格のせいで乗車を諦める人が出てきました。

倍値と言っても、15ボリ≒230円ほど。

私達外人にとっては、払うから早くバス出せよ!程度にしか感じませんが

ボリビアの人にとっては大きいのでしょう。

 

ぼったくりのおかげで席が空き、

スタートダッシュに遅れた私やフレンチカップルがバスに乗れたわけですが

現地の人からぼったくるドライバーがいるのは悲しいと思いました。

倍値を請求するのは外人だけにしなよ。

 

ボリビアは貧しい国で、ストライキも頻発しています。

障がい者やお金の無い人たちが道にテントを張り、座り込みをしている場面に遭遇しました。

見るからに五体不満足な人たちが、地べたや車いすの上で不味そうな炊き出しのご飯を食べている様は

目を背けたくなる光景です。

周りに警察はたくさんいますが、特に何をするわけでもありません。

暴徒化したら止めに入れる様に待機しているのでしょうか。

 

話がそれましたが、そんな状況の国なんだよ。

皆苦しいの分かってるはずなのに。

 

帰りは遺跡真ん前から15ボリでした。

うーん、やっぱり行きのドライバーはヒドイ。

 

ティワナクは、インカに影響を与えたと言われており

大きさの違う巨石を組み合わせた遺跡が発掘されています。

・入場料 80ボリ

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縦長の石や巨石をアクセントに使っています。

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マチュピチュやサクサイワマンなんかと比べると地味ですし

併設されている博物館は見る価値無し程しょぼいですが

貸し切り感が味わえる遺跡です。

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周辺の平原風景が美しい。

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片道2.5時間かかり、途中舗装されていない道を走るので

時間に余裕を持って出発した方が良いかと思います。

 

 icon-arrow-circle-right 月の谷 行き方

学生広場から11・43・231・273のバスに乗るという情報あり。

イザベル・ラ・カトリカ広場から市内観光バスに乗る方法もある。

プエンテ・カラコトまで行けば、月の谷行きが頻発している。

 

とりあえず交通量の多い学生広場へ行ってみます。

バスどちら方面から来るか分からず、目をこらしてキョロキョロしていると

3分程で231がやってきました。

ラッキー。

「Valle de la luna?」と確認し乗り込みました。

 

市内バスのドライバーにしつこく行き先を伝えておいても

「ここだよ」って教えてもらった事は一度もありません。

周りの皆さんの方がよっぽど親切です。

 

ラパス市内から40分程で到着した月の谷は、絶好の散歩コース。

遊歩道が設けられており、岩間を歩く事ができます。

・入場料 15ボリ

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一面に広がっていない有限感が、余計に映画のセットを思わせます。

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土はもろく、触ると簡単に崩れてしまいます。

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ゴツゴツして見えますが、案外繊細な奴等んです。

 

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地元民の足に乗ると、人間観察が面白かったりします。

世話焼きおばさん、算数問題を出し合う子供、タッパー内の何かを食べ続けるおじさん

イチャつくカップル、化粧を直すお姉さん、音楽を聴いている兄ちゃん・・・

文章にすると日本と変わらない光景を、その国々で見るのが楽しいのです。

時にそれは、観光地よりも面白かったりするんだな。

 

今回遭遇してしまった、地元民からもぼったくるケースは初めてで

なぁんだか後味の悪い思い出が増えました。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



酷いドライバーに遭遇!現地民からぼったくるのは無しだろ!」への2件のフィードバック

  1. あいこ

    知らない町ばっかだー!
    両方とも日本にはない風景だね
    特に月の谷好きだわ!

    ラパスは貧しい国なんだね
    ぼったくるのもムカつくけど地元の人は何をしに遺跡に行こうとしてたのかも気になる

    返信
    1. takako 投稿作成者

      あいこちゃん

      南米で一番貧しい国ですね、ラパス。
      物価が安くて良いけど、その分いろいろ酷かった・・・バスとか食べ物とか。
      でもキューバよりマシ。一度地獄見といて良かったわ。

      バスは本来地元の人の足で、遺跡の前を通るバスに外人も便乗してる感じ。
      遺跡は外人しかいませんよん。

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