斬新な処刑方法とイケ面に驚く:シク教の聖地アムリトサル

2018/3/27

アムリトサルにはシク教徒の聖地である黄金寺院があります。

デリーから向かう飛行機の中にターバンを巻いた人がちらほら。

まだ見ぬインドがあるとワクワクしてやって来ました。

黄金寺院の周りは整備された歩行者天国になっていて

まるでインドじゃないみたいでした。

 

もちろん生活圏を覗いてみればカオスなんだけど。

荷物を運んでる様子はインドなんだけど。

素敵なオブジェもあるし、街にはゴミ箱が設置されています。

ウエルカム的な陽気なのも気に入りました。

ところでシク教ってどんな宗教なんでしょうね。

イスラムとヒンズーを逆融合したらしいですが。

よく分かんないけど、とりあえず行ってみましょう。

 

異教徒でも頭に何かを巻いて髪の毛を隠して

裸足になれば寺院に入れてくれます。

この聖地、階段を下りていくのが特徴で

我が身を低くせよ・・という意味があるんだって。

おお、いきなり聖地にふさわしい雰囲気が漂っています。

シク教徒の男性は頭にターバンを巻いていて、

軽いスカーフを巻いている人達は観光客です。

真ん中の黄金寺院を取り囲むプールでは沐浴する人達もいます。

こっちに来てから思ったんですけど、シク教徒の男性・・・

イケ面率が半端なく高いです!

彫りが深くて濃いんだけどスッキリなんですよねぇ。

どーしたらそんな大きな目になるんでしょう。

目頭切開してないですよねぇ、天然ですよねぇ。

まつ毛もふっさふさ、ばっさばさ。

高須先生に言わせれば

「キレイで自然な幅広並行二重」なんですよ。

はぁ・・・うらやましい。

セルフィに応えて一緒に撮った写真を見る度に凹むわ。

 

セルフィついでに色々教えてもらおうっと。

 

シク教では偶像崇拝を禁止しています。

イスラム教と一緒じゃないか。

あの黄金寺院の中には現在のトップグルーがいらっしゃいます。

そこへの道のり(橋)は大混雑。

男女が分けられた整列レーンはどこが最後尾か分からない程です。

インドらしい混雑っぷりでしたので

遠くから行列を眺めるだけにしておきました。

並んでる並んでる。

グルーはユニバースのトップらしいです、はい。

 

グルーにはランクがある様で、宿坊的な個室にいる方から

個別の建物の中にいらっしゃる方もいました。

一見モスクみたいだな。

勉強机と賽銭箱、がらんとした印象の部屋に

グルーが座り、信者が頭を下げにやって来るのです。

異教徒の私は窓から覗くだけにしておきました。

 

さて寺院内に博物館があるので行ってみましょう。

正面入り口の左側に超分かりにくく存在しており

中はがらーんとしていて、歴代グルーの肖像画が多めです。

 

写真禁止なのかな・・・皆さんこそこそしてるな。

偉い人が着ていたであろう古い服がシク教徒には人気の様で

ササッとスマホを取り出して撮っていました。

 

いやいや、それよりの気になっちゃうのが処刑の画でしょ。

私もこそこそ撮ってみました。

 

うわーん、衝撃。

頭の皮からはがされてるやん。

地下組織にご飯を提供した罪だって。

 

野蛮な事をしてらっしゃるなぁとメモを取っていたら

背後から突然話しかけられてびっくり。

「君、熱心にメモなんか取って。学生さんかい?」

やべー、怒られるかと思った。

ちょうどコレに夢中だったもんで。

「え?いやぁ。刑罰方法が斬新だなぁと思って見入っていたんです。

これなんかスゴイですよねー。

5歳の息子の体を切り刻んでネックレスにするなんて。

しかも父の目の前で殺して首にかけちゃうんだから。

こんな発想初めてで感心しちゃいました。

誰が考えるんですか?」

と、さすがにこんな本音は言えませんから

「年号が2つあるのは何故ですか?」と

説明書きの年号を指差し、ナイス質問で切り抜けました。

「これはシク暦で、キリスト歴とは違うんだ。」

ほー、100年も違わないけど独自のものがあるんだって。

 

ちなみに息子をネックレスにされた男はイスラム教に改宗しようと試みて

断られた挙句こんな仕打ちを受けました。

 

時のグルーが命令するのかしら、それとも処刑担当大臣とかいるのかな。

こんな装置作っちゃう位だから、特別の部署とかありそう。

ローリングマシン。

タイの地獄寺で見たやつじゃんか。

現世にもあったとは。

 

他にもグルー殺害容疑で捕まった人達は

かまゆでや、腰までレンガでサンドイッチ固定して立たされ

頭からキレイに真っ二つになったりしてました。

ただ首をハネられるなんて思うなよ、甘い甘い。

 

グルー殺害はまだ分かるけど、他宗教への改宗もご法度みたいですね。

レンガに生き埋めにされてる人もいましたし。

出来上がりはこんな感じになるんでしょうね。

ちゃんと埋めて酸欠で死ねればいいけど

レンガの中で立たされての餓死は待ちはキツいっすね。

 

もーパイプ持ってただけでこれでコレですもん。

厳しいですね。

逆さ吊りにして足の皮をそぎ落とすという。

 

黄金寺院の宿坊に泊まるのが安くて良い経験になる

というブログをよく見かけますが、喫煙者には無理ですね。

号に従えない人はおとなしく喫煙スペースのあるホステルに泊まりましょう。

苦行やタバコ厳禁というのは、仏教を意識してる様に感じます。

 

あとはどの辺を逆融合してるのか・・・

アムリトサル名物 クルチャ。

シク教の人は左手でご飯を食べていました。

インドで初めて左手で食べ物を口に運んでいる人を見た時は

ものすごい違和感と衝撃を受けました。

ローカルレストランで観察してみると

ターバンの人たちはわざと左手で食べてる・・・のかな。

どちらの手でも可みたいな印象でした。

そんなとこ逆にしなくても良いんじゃない?

まぁ、これにも何か意味があるのでしょうねぇ。

 

インドではたった2%に満たないシク教徒。

その聖地は他教徒でも圧倒される程の存在感があり

神々しい空気を感じました。

シク教は他宗教の存在を認めていて、オープンで太っ腹。

モスクやイスラム寺院の様に他教徒入場お断りということもないし

博物館や靴預けなども無料で、水や食事の提供もしています。

普段は物腰が柔らかく、勤勉を良しとする教えを守っているので

観光客として接する分にはとても優しい印象を受けます。

 

世界には色んな宗教があるものだなぁ。

その教えの元で生きている人達に接するのは

一番の楽しみでもありますね。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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